グローバルの財務責任者は前途に既知および成長の課題があるにもかかわらず、データを収集してプランをサポートしている。企業の将来がまさにこれらのプランにかかっている今、ファイナンスのエグゼクティブが完全に実行権限を与える時が来た。
今まさに良い時期が来た。米国の経済の強化、失業率の低下、減税、テロリズムを遮断する活動が進展することにわれわれは喜んでいる。減税の結果、企業収益は上昇する見込みで、われわれはまるでお菓子屋さんにいる子供のように驚き、どうキャッシュを送金するかに照準を合わせていこうとするだろう。
余ったキャッシュで、例えば少し一時金や401(k)に充てることもでき、機器をアップグレードして少し株を買い戻すこともできる。これらのプランについて考え、話し合うことは楽しいことなのだ。
参考文献:Cash Repatriation: The Bar is Now Set (英語)
一方で、現実的な見方をすると、われわれが享受している成功は、企業や国全体の前例のない問題にまで達し、高い政治学的リスクなくして得られなくなっている。
以下の課題は業界や国境を越えて、実際に脅威をもたらす可能性がある。
- 赤字の増加:われわれは、ソーシャルプログラムや減税に左右される赤字の増加に脆弱な環境にいる。人口予測の不確実性は実際に起きており、米国や他の発展途上国で増加してきている。米国にはそれを示す経済理論または政治理論が機能していないため、高齢者や失業者のサポートは、政治の中心的な課題となっているのだ。
- テロリズム:国外では、昨今のイスラミックステート(IS)との戦場の敗北により何百、いや何千ものイスラミックステート(IS)の戦士が世界中に散乱している。既にイスラミックステート(IS)のグループまたはその支援者の脅威に直面している企業にとっては、深刻な状況になってきている。
- 政府のブラックリスト:インドのような確立されたオフショアリング先やケニアのような発展途上国やその他の多くの国の労働者階級の生活状況は、厳しいものがある。企業は不安や自社の評判に対する打撃の大きな脅威に直面している。同時に、ポピュリスト運動が世界中で席巻しており、その結果、政府が企業の契約を無効にしているという状況が起きているのだ。
- 貿易戦争:EU、NATOや国連の弱体化により、治安の安全性を向上させるための努力はほとんどしていない。貿易戦争は、地域を不安定な状態に陥れ続けます。移民危機とテロリズムは、これまで以上に反動的ポピュリズムに拍車を掛けて、更に極右の暴力を刺激している。
チャレンジングな未来に向けて準備する時が来た
ファンディングが利用可能となり、企業が窓口となって活動する良いタイミングが来た。企業の業績が好調な時だけではなく、最も困難な時期に正しい決断を下し、企業を運営する今こそグローバルで信頼性のある、オンデマンドで情報にアクセスし、投資を確実に行うタイミングがやって来た。有名な実業家かつ作家のラリー・ボシディ氏は、「エグゼキューションはキャッシュエクスポージャーを行うのに最もシステマティックな方法であると思う。キャッシュよりも現実味のあるものがあるだろうか? 私はそうは思わない」と述べている。私たち皆が理解している一つの方法で、すべての企業の価値駆動力となるものだ。企業のキャッシュポジションは、決してフェークニュースではない。
私の考えでは、それは先行指標であり、大きな進展があった時には、「ベンダーへの支払いを設定したため、あなたはプロジェクトのマイルストーンに達した」という緊急対応が必要な場合、「価値の高い顧客が製品またはサービスを受け取り、支払いを終えた時、プランのダウンサイジングは完了し、退職手当は予定通り支払われ、支払い金額は期待値より上回るかあるいは下回ることもあることを世界中のいたるところからすぐにあなたのトレジャリー部門から伝えることができる。私は、このサービスを引き続き利用する」と述べている。
現行の環境では、トレジャリーは灯台のような役割を果たしている。
「課題は、キャッシュフローで最初に発見されることがよくあるため、トレジャリーは企業のグループ内で潜在的な課題をみつける最初の部門である」(松本佐千夫、株式企業LIXIL執行役副社長兼代表取締役副社長)
テクノロジーを利用して、エグゼキューションの障害を取り除く
似たようなリスクや事例を管理する時、正確性とスピードがすべて物を言う。リアルタイムでプランが迅速に実行できる程、企業の業績は上がる。複数の国で同時にイベントが発生しているグローバル企業にとって文権管理には、一貫したプロセスとシステムで実行する能力が必要とされる。これは、トレジャリー予測とビジネスインテリジェンスレポーティングツールと相互に作用する統合されたビジネスの予測システムで実現可能だ。
ビジネス上の決定を下す際、それが先手であろうと、後手であろうと、役員を含むアドバイザーのチームと過去のデータ、現在のデータ、予測データをレビューするところから始まる。政治的なリスクとの対応も同じことだ。どのように、どの位そしてリスクがどれ程オペレーションに影響を及ぼすか知る必要がある。どのリソースがどこで有効なのか知る必要があり、それによりプランを展開することができるのだ。
一旦プランが完成すると、仮の状況を分析して理解するための感度分析を実行したくなる。情報は既に潜在的な法務、税、会計、規制、ローンのコンプライアンス、個人または顧客の影響を査定できるそれぞれの分野の専門家と共有することもできる。
一般的には変更は行われ、プランが更新されるが、情報の遅延、異なるデータの所持または情報の正確性についての質問がレビュー中の場合、すべてが停止してしまう。戦略は完全に実行されないことが多いため失敗することがよくあり、異なる地域の多様な部門が同じ情報にリアルタイムで対応できないことが課題の一つでもある。最悪なシナリオは、偽装および信頼性のない情報を元に実行していることだ。
私の財務管理の考えを一変したKyribaのトレジャリー・マネジメントソリューション
私は、最近、Kyribaというクラウドベースのトレジャリーマネジメントソリューション企業から完成されたデモを提供してもらった。その中に、私は先進的な財務戦略とそこへ到達する方法を見つけ出すことができた。組織全体に正確なトレジャリーマネジメントテクノロジーを意思決定をリアルタイムで行うことにより、堅調なビジネスモデルを支えてくれるのだ。
プラットフォームは、トレジャリー機能がいかにビジネスサイクル(キャッシュからキャッシュ)を変える能力があるかを証明し、ビジネスの成果について警告指標を早急に提供し、その中でも最も重要なことは新しいビジネスの取引を構築し、ヘッジングや為替の動き、他の信頼性の低い戦略の必要性を最小限にできることなのだ。
信頼性のある現在の視点で企業と世界をオペレーションする
私も確信している通りだが、企業の次の大きな課題が政治的リスクだとするならば、特に多国籍企業の組織は、今から適切な人材を使ってスピード感を高めて投資し、あなたの思いのままにプロセスや情報を管理することを始めるといいだろう。キャッシュの進捗状況をモニタリングする能力を身に付け、レポートをリアルタイム、オンデマンドで生成する。統合されたビジネスインテリジェンスレポーティングでトレジャリーマネジメントシステムを使用することは、決して贅沢ではない。今日の環境においては必要事項であり、グローバル企業がこれらの機能なく、オペレーションを続けることは無責任だとあえて言わせてもらいたい。オペレーションリーダー、エグゼクティブチーム、役員や株主にリアルタイムで真の透明性のある情報を均等に与える手段はなく、またいかなる状況下においても最適な動きで実行して、迅速に合意に達することができる。
キャッシュ イズ キング(現金が王様)という格言もある通り、あなたの組織に最適かつ最速に警告指標を表示してくれるのだ。
マイケル・ディンキンズ氏について
マイケル・ディンキンズ氏は、Dinkins LLCの社長兼ファイナンスサービス企業の代表取締役社長として、資本の借り手と貸し手を探しているビジネスオーナー同志を結び付ける事業を手掛けている。マイケル氏は、ファイナンス部門に40年以上在籍し、17年のGeneral Electric社とGE Capital社の輝かしい経歴を持ち、5社の異なる上場企業および非上場企業CFO(最高財務責任者)として就任している。マイケル氏は、コミュニティヘルスシステムズおよび全米労災保険協議会の役員として理事会を務めている。
※本記事はキリバ・ジャパンが運営するブログより転載しております
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