「製版前の面付けや文字校正の確認をカラープリントで行っている」という方にお聞きしたい。「なぜチェック用の原稿をカラーで印刷しているのか」と。

ルーチンワークの裏側に潜んでいる「見えないコスト」は、業務効率を改善する際のキーワードとなることも多い。今回は、"当たり前"を見直すことで働き方改革を実現する、OKIデータ・インフォテック製の高速モノクロレイアウトプルーフシステム「プリプレス・プリントシステム」について詳しくお伝えしたい。

「面付けチェックはカラーで」の"当たり前"を見直してみよう

とある印刷会社で製版課長を務めるAさん。生産性向上とコスト削減に取り組んでいるもののなかなか良いアイデアを思いつかない日々を送っていた。そんなある日のこと…

急ぎのこのカタログは製版前のプリチェックにまわして、次は急ぎのファッション誌の特集号の校正原稿の出力だな…。営業は午後一までに用意してくれっていってたけど、ページ数が多いから夕方まで待ってもらわないといけないなぁ…。はぁ~、全部急ぎの仕事ばかりで校正原稿の印刷が間に合わないよぉ。

おやおやAさん、お悩みのようだね?

えっ、いつのまに? 颯爽と現れたあなたはいったい誰!?

ハッハッハ! 大判プリントの悩み事を解決すべく、いつでもどこにでも現れる……そう、私はみんなを助けるヒーロー、テリオマンだ! 今の君の悩み事は、OKIデータ・インフォテックの「プリプレス・プリントシステム」なら解決できるのさ!

印刷システム用の検版出力プルーファーとしてカラーインクジェットプリンターが導入されているケースが多いようだ。毎日大量に流れてくるカタログや冊子など製版前の校正原稿をカラープリンターだからという理由だけで、なんとなくカラーでプリントしているのではないだろうか。

……? テリオマン、カタログや冊子はカラーで印刷するんだから面付けチェック用の原稿もカラーでプリントするのが常識だよ。確かにインクジェットプリンターは印刷に時間がかかるけど同じモデル数台を追加導入する予定だから、もう少しすれば問題解決できるんだ。

フム。何か問題があるかい? このファッション誌の特集号はもう色校正が終わっているんだよね。クライアントさんでの文字校正だけならカラーでプリントする必要はないんじゃないかな?

えっ、う~ん、そういわれると……でも面付けレイアウトの確認はカラーじゃなくても問題ないかもしれないけど、今までずっとカラーでプリントしてきたし……

その常識を疑ってみたらどうかな! 今までどおりのやり方を変えてより早く校正原稿をお届けしたほうがクライアントさんのためになるよね。チェック用のプリントはモノクロでもなんの問題もないことは理解できるだろう?

OKIデータ・インフォテックはこのような「無駄な待ち時間=見えないコスト」に着目。色校正完了後の文字校正やレイアウト確認では、カラー印刷を行う理由はないといって良く、より高速な印刷が行える高速モノクロレイアウトプルーファー「Teriostar」シリーズを導入することによって従来のプリント待ちの時間を短縮し、後工程に至るまでのボトルネックを解消できるのだ。

圧倒的な印刷速度とランニングコストを実現

テリオマンのアドバイスで、「見えないコスト」に着目し生産性向上のヒントを得たAさんは、「プリプレス・プリントシステム」を導入することでさらなる業務改善ができることに気づかされる。

文字校正用の校正原稿はモノクロプリントに置き換えることができるのはよくわかったよ。今後はチェック用の印刷はモノクロでプリントして、その上で何台かインクジェットプリンターを追加導入すれば完璧だよね!

ちょっと待ってくれ! その方法だと校正用原稿プリントの効率はアップするかもしれないけどランニングコストは今までと変わらないよね?

そ、そうだけど……何か問題があるのかい。

Teriostarはインクジェットプリンターのように専用紙を使わないからランニングコストに大きな差が出るんだ。それに、インクよりトナーのほうがより安価なのでプリントボリュームの多い製版前のチェック用途にピッタリなんだよ!

「プリプレス・プリントシステム」は、インクジェットプリンターと違い普通紙(ロール紙)を用いるため、ランニングコストを大幅に下げることができる。毎日大量に出力されるチェック用原稿だが、校正確認が終わればそのまま捨てられるケースが多く、この部分のコストをより削減できれば利益貢献に直結した業務改善になるといえよう。

なるほど、一石二鳥な業務改善策になりそうだね!

最後にもう1つ! プリプレス・プリントシステムには印刷事故を防止できる大きな特長があるんだ!