マイナビニュースは、10月27日(金)、東京・新宿にて「AWSの進化がもたらす新たな可能性 ~クラウドがビジネスの未来にあたえる4つのメリットとは~ 【第1回・IoT編】IoTで変貌したものづくりの現状と課題」と題したセミナーを開催する(協賛:ブレインズテクノロジー、日本ラッド)。

AIやロボット、ICTの進化により、今後10年で産業や社会が劇的に変化するといわれており、もはやIoTなしに産業の未来は語れない。例えばドイツでは、国を挙げて「インダストリー4.0」を推進し、IoTを基盤とする新しい産業革命を主導している。

日本では、これまでIoTは概念的なものだったが、より実装段階に入りつつあるのが現状だ。インターネットに接続された自動車や家電、スマートフォンなどのデバイスが、絶え間なく生成するデータ。それを適切に管理・分析することで「新たな価値」を生み、成功した企業も増えてきている。今こそ「産業IoT=つながる工場」を超えた高付加価値型の製造・サービス産業に向け、ビジネスモデルの転換が求められている。本セミナーでは、IoTで変貌したものづくりの現状と課題について、この分野の識者を招いて講演を行う。

シャープが取り組むAIoTとココロプロジェクト

シャープ
白石奈緒樹氏

基調講演には、シャープのIoT通信事業本部 IoTクラウド事業部で事業部長を務める白石奈緒樹氏が登壇。同氏はヒット商品ザウルスのOSやアンドロイドスマホの開発に従事している。

シャープは「AI(人工知能)」と「IoT(もののインターネット)」を掛け合わせた造語「AIoT(ものの人工知能化)」を提唱している。その目指すビジョンは「家電をクラウドに接続して人工知能化することで、家電をもっと人に寄り添う存在にする」というもの。先日もその取り組みの一環として、顧客との接点となる現行のインターネット上のサービスを「COCORO+(ココロプラス)」ブランドの下に統合し新サービスを開始するなど、AIoTクラウド関連サービスの再編と強化を図ることを発表した。「COCORO+」は、家電やIT機器に「ココロ」をプラスし、単なる「道具」から「パートナー」に変えていく"人に寄り添う"サービスブランドの総称だ。

同講演では「AIoT取り組みのご紹介 シャープが取り組むココロプロジェクトとクラウドサービス」と題し、AIとのかけ算によって広がるものづくりIoTの可能性や、単にものがインターネットに接続してデータをやり取りするだけでなく、AIによって学習し成長するシステム「AIoT」について、同社の取り組みを詳しく紹介する。

「つながる工場」を超えるIoTの未来とは

日刊工業新聞社
藤元 正氏

特別講演に登壇するのは、日刊工業新聞社の藤元 正氏。08年に科学技術部長、13年に第一産業部(機械、電機、自動車、情報通信等製造業担当)部長を経て、16年にデジタル編集部長に就任。科学技術およびハイテク産業に関心が高く、日刊工業電子版の「デジタル編集部から」においても、ICT、IoT、AI、ロボット、デジタルものづくりといったデジタル技術・産業を切り口にコラムを連載している。そして今回は『モノづくりIoTの未来とは ~「つながる工場」を超えて~』と題した講演を行う。

同セミナーでは、ほかにも「IoTにおけるクラウドの活用とAWSのIoTの取り組みについて」(アマゾン ウェブ サービス ジャパン)、「IoTにおける、機械学習を活用した異常検知の適用シーン」(ブレインズテクノロジー)、そして日本ラッドなどの講演が行われる。

ものづくりに関わる企業でIoTに関心のある方は、ぜひ同セミナーに足を運んでいただきたい。

セミナーの概要は以下の通り。

  • タイトル:AWSの進化がもたらす新たな可能性
    ~クラウドがビジネスの未来にあたえる4つのメリットとは~
    【第1回・IoT編】IoTで変貌したものづくりの現状と課題
  • 開催日時:2017年10月27日(金) 13:00~17:15
  • 会場:JR新宿ミライナタワー 12F マイナビルームA
  • 住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿4-1-6
  • 参加費:無料(事前登録制)
  • 申し込み締切日:2017年10月26日(木) 15:00まで
  • 定員:なし

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