12月13日は何の記念日だったかご存知ですか? 実は2年前のこの日、ティントリのHyper-Vサポートの最初の公式GAリリースが行われたのです。

Tintri VMstoreは、エンタープライズおよびクラウドサービスプロバイダ向けのVM対応のストレージ・プラットフォームをゼロから設計しています。最初の数年間は、NFSv3のプロトコルの実装とvCenter管理スタックによるVMstoreと仮想化エコシステムに注力した開発がほとんどでした。

2013年7月当初、Hyper-Vの顧客をサポートするために必要なコンポーネントを追加する開発を開始しました。SMB 3.0以降のサポート、Active Directoryの統合、SMI-SプロバイダおよびHyper-V WMIサポート。これらはミッションクリティカルなアプリケーションという観点で、当社のVMware環境の顧客にサービスを提供されていたのと同レベルの対応を行うべく進んでいきました。

1年と5ヶ月後(αおよびβの数ヶ月後に)、我々はHyper-Vのサポートをリリースしました。

ただ、当初はかなり基本的な実装にとどまっていました。VMware環境で搭載している一部の機能は、Hyper-Vサポートのリリース当初にはまだ搭載しておらず、引き続き我々は最善のHyper-V環境になるよう多くのことを学びました。

それ以来、私たちは次の機能を含め、革新的な新機能をHyper-Vで早く実用すべく開発を続けてきました。

  • ファイル・レベルのリカバリを含むSyncVM
  • サービスの質
  • ティントリVMスケールアウト
  • Hyper-Vの2012r2と2016とVM一貫性のあるスナップショットの統合
  • Tintri Analytics

また、以下のようなHyper-V固有の機能を追加しています。

  • SMBマルチチャンネル
  • SMBのトランスポートレベルの暗号化
  • SMBオフロードデータ転送(ODX)
  • 分散SMBオフロードデータ転送(ODX)
  • 追加SCVMM統合
  • SCOMの統合
  • プラス小さな小さな改善と修正の過多

これのどれもが、社内の開発チームが一丸となって作り上げた機能です。エンジニアのHyper-V専門チームは、開発、テスト、サポート支援などをHyper-Vに特化して行っています。彼らは2013年7月にチーム結成され、最初の日から現在に至るまで、Hyper-Vを利用するお客様の声を取り入れ、できる限り高品質の機能をTintri VMstoreに提供することに専念して、チーム全体で邁進してきました。

私たちの担当営業やお客様の意見が、非常に貴重でした。新機能と改善する機能には、無数の長い議論がありました。しかし、まだまだ開発は終わりません。過去2年間のリリースだけでは、やりたいこと達成したいことがまだ多くあります。お客様が使用するハイパーバイザーに関係なく、企業全体が絶えず革新し、お客様のストレージ運用をかんたんにするための方法を模索しているのです。これからもティントリは進化し続けます。ご期待下さい!

Author

ティントリジャパン合同会社 マーケティング本部
マーケティング本部長 羽鳥正明

外資系ITベンダにてPC、サーバーのプロダクト・マーケティングを8年間担当。その後Linux/OSSビジネス関連企業にてマーケティング全般をマネジメントしたあと、ストレージ業界に身を投じ、EMCやDellでエンタープライズ向けストレージのプロダクト・マーケティングを歴任し、現在は仮想化向けストレージのティントリにてマーケティングならびにPR活動全般を一手に引き受ける。

また、2015年4月より、一般財団法人ストレージネットワーキング・インダストリー・アソシエーション日本支部 (SNIA JAPAN)にて運営理事として参画。

コンタクト:info.japan@tintri.com

※本コラムは、ティントリジャパンに掲載されたブログ記事より転載したものです。

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