Works Mobile連載企画

第1回:LINEスタンプが使える法人向けコミュニケーションツール「Works Mobile」とは?
第2回:LINEスタンプが使える法人向けコミュニケーションツール「Works Mobile」の各機能に迫る - チャット・無料通話編
第3回:LINEスタンプが使える法人向けコミュニケーションツール「Works Mobile」の各機能に迫る - カレンダー・メール・ストレージ・チームルームノート編
第4回:ビジネス版LINE「Works Mobile」が引き起こすメールからチャットへのパラダイムシフト(前編) - 販売パートナーのサテライトオフィスに聞く
第5回:ビジネス版LINE「Works Mobile」が引き起こすメールからチャットへのパラダイムシフト(後編) - アドオンを提供するサテライトオフィスの取り組み
第6回:LINEとつながる唯一のビジネスチャットツール「LINE WORKS」の魅力を探る
第7回:トーク機能の使い勝手は? LINEとつながる唯一のビジネスチャットツール「LINE WORKS」をチェック!

ビジネスの効率化や社内コミュニケーションの活性化を目的として、チャットをはじめとする法人向けコミュニケーションツールを導入する企業が増えている。しかし、これらのツールを導入したものの、操作のわかりにくさや使い勝手の悪さから、社内での利用が思うように進まないケースもあるのではないだろうか。

Works Mobile プロダクトマーケティング・セールスサポートチーム 統括ヘッド 萩原雅裕氏

そんな課題を解消する選択肢となるのが、ワークスモバイルジャパンが2016年1月より提供開始した次世代グループウェア「Works Mobile」だ。NAVERグループに属し、LINEの兄弟会社にあたる同社が提供するWorks Mobileは、モバイル環境に最適化されているのが最大の特長だ。

Works MobileのチャットツールはLINEのインターフェイスを踏襲し、LINEキャラクターのスタンプを利用することも可能。加えて、チャットや無料通話に加え、カレンダーやメール、アドレス帳、ストレージなど、主要なグループウェア機能を搭載し、ビジネスで安心して利用するためのセキュリティ機能やSLA(サービス稼働保証)も備えている。

本稿では、同社担当者のコメントをまじえながら、Works Mobileの特徴や各機能を詳しく紹介していきたい。

ワークスモバイルジャパンが提供する次世代グループウェア「Works Mobile」

スマートフォンに最適化されたグループウェア

ビジネスでのコミュニケーションは、形式を重視するメールからスピード感のあるチャット(メッセンジャー)へと変化し、利用されるツールもPCからスマートフォンへと変化しつつある。しかし、既存のグループウェアはPCで利用することを前提につくられたものがほとんどであり、コミュニケーションスタイルやツールの変化に対応しきれていないのが現状だ。もちろん、多くのグループウェアではスマートフォンアプリが提供されているが、あくまでPCでの利用を補う簡易版という位置付けであり、スマートフォンでは使いにくさを感じることがある。

Works Mobileの最大の特長は、スマートフォンでの利用に最適化された"スマホファースト"のグループウェアであることだ。チャットやカレンダー、メール、アドレス帳、ストレージなど、すべての機能をひとつのスマートフォンアプリで利用可能。メインとなるチャットツールでは、誰もが使い慣れたLINEのインターフェイスを踏襲し、圧倒的な使い勝手の良さを実現している。

LINEのインターフェイスを踏襲し、スマートフォンでの圧倒的な使い勝手の良さを実現している

同社のプロダクトマーケティング・セールスサポートチーム 統括ヘッド 萩原雅裕氏は、グループウェアのスマートフォンでの使いやすさの重要性について次のように指摘する。「PCの場合、ある程度の時間をかけて操作するので、多少の使いにくさはそれほど致命的ではありません。しかし、スマートフォンは短時間での利用が中心となるので、わずかな使いにくさが大きなストレスになります。PCベースの業務アプリ以上に、ユーザーインターフェイス (UI) やユーザーエクスペリエンス (UX) と呼ばれる使い勝手の良さが非常に重要となります」。そのため、Works Mobileでは、会議の合間や外出先での移動中などの少しの空き時間でも快適に利用できるよう、スマートフォンでの使いやすさを最重要視しているという。

また、どんなユーザーがグループウェアを使うかを考えた場合、既存のサービスでは、ITリテラシーが高く、PCを使っているオフィスワークのユーザーを対象としたものがほとんどだ。だが、企業での働き方はさまざまであり、非オフィスワークでPCを使わない従業員やITリテラシーがそれほど高くない従業員も存在する。社内コミュニケーションを活性化するには、それらの従業員にも同じコミュニケーションツールを使ってもらう必要があり、その点でもスマートフォンで快適に利用できることは重要だ。

前述の通り、LINEの使い慣れたインターフェイスを踏襲したWorks Mobileであれば、ITリテラシーがそれほど高くないユーザーでもすぐに利用でき、教育や研修の手間も省ける。萩原氏は「Works Mobileは、業種業態や規模を問わず、これまでグループウェアを検討していなかったような組織でもご利用いただいています」とアピールする。

チャットをはじめとするWorks Mobileの各機能

Works Mobileの1番の目玉機能は、LINEのユーザーインターフェイスを踏襲したチャット機能「トーク」だ。1対1のチャットはもちろん、グループチャットも利用でき、スタンプや写真、動画、位置情報も送信可能。スタンプはあらかじめ9セット432種類が用意され、ビジネスで利用する表現が誰でもすぐに使え、気持ちが伝わるコミュニケーションができる。もちろん、既読機能も利用でき、グループチャットでは、誰が既読/未読なのかまで確認することが可能なため、重要な連絡が確実に伝わるようしっかりフォローすることができる。

最近では、LINEを仕事でも利用している人が多いかもしれないが、休日や夜間に届く仕事のメッセージは頭痛のタネだ。同社の萩原氏は、Works Mobileを使うメリットとして、「ビジネスとプライベートを完全に切り分けられることによるストレス軽減は、お客様にとっても想像以上のようで、大変好評です」と述べる。

また、「ホーム」には複数の掲示板を作成してメッセージや返信を書き込むことができ、必読設定やスマートフォンへのプッシュ通知設定などの機能も用意されているため、部門を超えた周知や情報共有に活用しやすい。

チャットのほか、カレンダー、メールなどの機能を搭載する

「カレンダー」機能では、予定やToDoを作成して、チームやプロジェクトのメンバーと共有可能。さらに、スマートフォンの画面でメンバーの空き時間や会議室の予約状況を確認し、ミーティングをセットする機能も備えている。

このほか、高度な検索機能や迷惑メールブロック機能などを備えた「メール」、大容量のクラウドストレージにファイルを保存し、チャットやメールに添付して共有できる「Drive」、日本企業で必須となる組織構造を表現できる階層型「アドレス帳」といった機能が用意されている。

これらのすべての機能は、スマートフォン(iOS/Android)向けの専用アプリ「Works Mobile One」で利用可能だ。また、PCのWebブラウザでも利用できるほか、チャット・通話機能に特化したWindows/Mac向けのデスクトップ版アプリも提供されている。

Works Mobileの料金プランとセキュリティ

Works Mobileの料金プランは、1ユーザーあたり毎月300円から利用できる「ライト」プラン、500円からの「ベーシック」プラン、1,000円からの「プレミアム」プランを用意。チャット、無料通話、ビデオ通話、アドレス帳、掲示板、管理者によるデバイス管理といった基本的な機能はライトプランでも利用でき、ベーシックプランでは、これらの機能にカレンダー、30GBのメール、30GBのストレージが追加される。さらに、プレミアムプランでは、メールが無制限、ストレージが1TBとなるほか、最大10年分のログを保管するアーカイブ機能が提供される。

同社の萩原氏は、「ライトプランは、メールやカレンダーは既に他のグループウェアを使っているものの、チャットを利用したタイムリーなコミュニケーションやスマートフォンでのコミュニケーションニーズが顕在化しているお客様に適したプランです。一方、ベーシックプランは、これまでグループウェアを使っていなかったり、これを機にメールやカレンダーの導入や入れ替えを検討しているお客様に最適です。実際にベーシックプランを契約しているお客様からは『店舗や現場で働く従業員も含めて全従業員にメールアドレスを付与することはこれまでずっと懸案だったが、(Works Mobile導入によって)やっと実現できた』という声も頂いています」と解説する。

Works Mobileの料金プランは、「ライト」「ベーシック」「プレミアム」の3種類

グループウェアをスマートフォンで利用する際に気になるのが、情報漏洩などのセキュリティのリスクだ。Works Mobileでは、遠隔で端末内のデータを削除できるリモートワイプなどの管理機能を備えており、万が一の端末の紛失にも安全に対処することができる。

管理画面からは、ユーザーのアクティビティを確認できるほか、遠隔で端末内のデータを削除するリモートワイプなどが可能

また、データを保管するクラウド側では、グローバルで大規模サービスを提供してきたNAVERグループならではのデータセンター運用のノウハウを活かし、最高レベルのネットワーク防御を実現。さらに、同社では情報セキュリティの国際規格であるISO/IEC 27001およびSOC2/SOC3(SysTrust)認証を取得し、厳格な情報管理体制でサービスを提供している。もちろんサービス提供は日本のデータセンターから行われており、また、システム稼働率99.9%を保証するSLAも用意されているので、安心してビジネスで利用することができる。

Works Mobileは、2016年1月に提供開始された新しいサービスだが、正式提供以前よりNAVERグループ全体のグループウェアとして使われており、大規模な企業での利用実績も蓄積されている。販売は、認定パートナーを通じて行われ、製品相談から導入、教育に至るまで、きめ細やかなコンサルティングを受けられる。また、サービスのAPIが145個公開されており、パートナーがAPIを利用して、他サービスとの連携ツールを提供することも可能。

Works Mobileのパートナーであるサテライトオフィスでは、Works Mobileのほか、「Google Apps」や「Office 365」の販売も行っており、それらのサービスとWorks Mobileとの連携ツールを提供予定だ。

萩原氏は「たとえば、Works Mobileのカレンダーを他のグループウェアと連携させるようなアドオンツールを、サテライトオフィスさんをはじめとするパートナーが、お客さまのニーズに応じて用意する仕組みになることを期待しています」と話す。

このように、Works Mobileは、誰もが使いやすいスマートフォンに最適化されたグループウェアでありながら、ビジネスで安心して利用できるセキュリティも備えているのが特長だ。次回からは、Works Mobileの各機能をさらに深く掘り下げていきたい。

Works Mobile連載企画

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第2回:LINEスタンプが使える法人向けコミュニケーションツール「Works Mobile」の各機能に迫る - チャット・無料通話編
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第4回:ビジネス版LINE「Works Mobile」が引き起こすメールからチャットへのパラダイムシフト(前編) - 販売パートナーのサテライトオフィスに聞く
第5回:ビジネス版LINE「Works Mobile」が引き起こすメールからチャットへのパラダイムシフト(後編) - アドオンを提供するサテライトオフィスの取り組み
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サテライトオフィス


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