エスキュービズム・ホールディングス傘下で、オムニチャネル/タブレット/IoTという3つのソリューションを柱に事業を展開しているエスキュービズム・テクノロジー。同社は「小売のミライをカタチにする」というミッションを掲げ、これまで600社以上の小売業を支援してきた実績を持つ他、最近ではIoTの分野で積極的にソリューション展開を行う、今注目の企業である。
エスキュービズム・テクノロジー 代表取締役社長 武下 真典 氏は、同社のコンセプトについて、「弊社ではエンドユーザーの目線に立ち、"いまある課題に、まだない技術を。"をコンセプトとしたソリューション開発・提供を行っています。」と語る。
エンドユーザーの課題に対し、IoTをもって解決する
エンドユーザーの課題解決を基点とし、同社はこれまでオムニチャネル/O2O/EC構築の中核をなすパッケージソフトウェア「EC-Orange」や、タブレット連携で接客/レジ/在庫管理からオムニチャネルにも発展するPOSシステム「EC-Orange POS」などを展開。数多くの顧客側の課題を解決してきた。
さらに近年は、先に触れたIoT事業に進出して、ハードウェアと連携したさまざまなIoTソリューションをリリースしている。例えば2015年9月に提供を開始した「スマートホテルキー」は、スマートフォンでドアの開錠ができるというものだ。同社ではカスタマイズが可能な開錠用の専用アプリも用意しているが、例えばアプリ内に外国人観光客向けの案内図やインフォメーションを入れれば、利用者だけでなくホテル側の人件費削減効果も期待できるなど、双方にとってメリットの高いソリューションとなる。スマートホテルキーという名称だが、ホテルに限らず宅配ボックスなどの施設にも流用が可能だ。
駐車場の在り方を変える「eCoPA(エコパ)」
もうひとつ、同社が2015年11月に発表した、センサーカメラを活用した駐車場向けソリューション「eCoPA(エコパ)」にも注目が集まっている。こちらは、コインパーキングにセンサーやカメラを内蔵したポールを設置し、空車や満車など現在の混雑状況をリアルタイムにインターネット上で公開できるというもの。単に混雑状況を見える化するだけではない。重要なのは、専用アプリを使って駐車場の予約から精算までを行える点である。
武下氏は「例えば映画を見に行く時、映画のチケットは予約・購入できるのに、付近の駐車場が予約できないのは不便に感じたのです。」と、ソリューションの開発経緯にあった、エンドユーザー側の「いまある課題」について語る。
eCoPAでは、利用者はアプリ上で目的地付近の空いている駐車場を探し、予約から精算までを手軽に行えるほか、アプリから正確な駐車時間や駐車料金が確認できるようになる。加えて、アプリはカスタマイズにも対応しており、商業施設などでクーポンを発行すれば、マーケティング施策にも活用が可能だ。例えば飲食店であれば、駐車場の状況を公開することでピークタイムにおける混雑を減らし、逆にアイドルタイムには時間限定クーポンなどをもって顧客を呼び込むといった用途が考えられる。
メインターゲットとなるコインパーキング事業者にとっては、フラップ板や精算機などハードウェアの設置コストや現金回収にかかる人件費の削減、センサーカメラによるセキュリティの確保、駐車場内に現金を置かないことによるリスク低減など、多くのメリットを生み出すだろう。加えて、月極駐車場においては、契約者が少ない際に臨時導入することで、一時的に時間貸しの収益モデルに変更するような使い方も検討できる。
先進的なIoTソリューションを支えるニフティクラウド
同社ではここで挙げたもの以外にも数多くのソリューションを提供しているが、サービス基盤としては、ニフティが提供する国産パブリッククラウド「ニフティクラウド」が採用されることがほとんどだという。とりわけ、IoTという新たなソリューションの基盤選定において、同社はどのような点に着目しニフティクラウドを採用したのだろうか。
「ニフティクラウドは、他社のサービス基盤と比べ圧倒的なパフォーマンスと、月間サーバー稼働率99.99%以上の安定性の2点が魅力です。弊社で提供しているソリューションは通信回数が多かったり、規模の拡大によって集約されるデータ量が増えたりといった傾向が強いため、それらをしっかりと支えてくれるサービス基盤が必要です。長年、様々なサービス基盤としてニフティクラウドを採用していますが、IoTソリューションのサービス基盤としても大いに活用させてもらっています。」と、武下氏はニフティクラウドの魅力について語る。
さらに、純国産サービスならではのきめ細かな対応も、ニフティクラウドを採用する大きなポイントとなっている。
SaaS/IoT事業についての企画開発と営業活動を担当する、エスキュービズム・テクノロジー SaaS/IoT事業部 事業部長 山本 大介 氏は、次のように評価する。
「ソリューションの導入時はもちろん、運用段階においてもお客様からはさまざまな質問が寄せられます。アプリケーション領域の質問であれば弊社スタッフが対応できるのですが、インフラ関連の技術的な内容となると話は別です。そんな時、ニフティクラウドならば日本語で24時間365日対応してくれる窓口が用意されていますので絶大な安心感がありますし、お客様に対しても迅速かつ正確な対応ができ、結果として満足度の向上につながります。」
こうした顧客に対するきめ細やかな対応は、2015年7月で4000件以上を達成したというニフティクラウドの高い導入実績にも表れていると言える。加えて、ニフティおよび富士通グループというブランド力が持つ効果も大きく、「特にセキュリティに関しては、ニフティクラウドと聞くだけで安心感を抱くお客様が多いです。」と武下氏は、ニフティクラウドの信頼性について強調する。
重要な鍵を握る、"Usable IoT"という視点
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積極的にIoTソリューションを世の中に提供するエスキュービズム・テクノロジー。同社は今後のIoT市場の動向について、「既存ソリューションの、活用幅の広がり」を見据えている。
「IoT市場の動向として、『ウェアラブル』が実用フェーズに入ってきたことが大きいと思います。弊社では、既存製品と少しずらした視点で物事を捉え、それを他のソリューションとつなげることで幅を広げていくという戦略を取っています。例えばスマートグラスとeCoPAを組み合わせて駐車車輌のナンバーを読み取ったり、従来使えなかった場所でPOSレジが利用できたりと、ウェアラブル端末の普及によって、既存のソリューションであっても活用の幅が変わってくると予測します。」(武下氏)。
こうしたIoTの流れにおいて、ソリューション活用の幅を広げるためには、ニフティクラウドは欠かせない存在となると武下氏は続ける。「IoTにおけるクラウドの使い方は、『ネットワーク越しに機器がどのように動いているかを見る』というものが非常に多いと言えます。弊社もそこは同様ですので、機器に対するネットワークの柔軟性やリアルタイム性、データの可視化といった部分を今後も追求していただけると嬉しいです。」と、山本氏はニフティクラウドへの期待を語った。
「弊社には"世界中を使いやすくしたい"という想いがあります。世の中には、普段の生活で不満に気付きにくいけれど、実はもっと便利にできることが数多くあるので、そうした部分をソリューションとして提供していきたいですね。そのためには、多くの人が欲しいと思い、簡単で使いやすい"Usable IoT"が重要な鍵を握ると感じます。」と、武下氏は新たな創造へ向けたビジョンを語ってくれた。
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