クラウド・ホスティングサービスおよびセキュリティサービスを中核とした各種インターネットソリューションの開発・運用を行うGMOクラウド。同社は2015年10月15日にパブリッククラウド「GMOクラウドALTUS(アルタス)」基盤上で利用できる新サービスとして、サーバー管理ツール「Plesk 12」を標準搭載、WordPressまたはEC-CUBEの構築から監視・サポートまでを一元化できる「CMSパッケージ」の提供を開始した。CMSを利用したWebサイト構築と運営を行う担当者にとって、非常にメリットの高いパッケージとなっている。

今回、GMOクラウド 営業部部長の荻野氏 とプロダクトグループ チーフの吉田氏、そしてパートナービジネス推進チーム チーフの西木氏に話を伺い、同サービスを提供するに至った経緯と、その特徴について解説いただく。

ニーズが高い機能をパッケージ化して安価に提供

近年、急速に広がりつつあるCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)。しかしながらWebサイトの内容や規模によっては、単にCMSを使ったデザイン能力だけでなく、インフラ構築・運用における高い水準も求められる。

GMOクラウド 営業部 プロダクトグループ チーフ 吉田博之氏

吉田氏によるとパブリッククラウドユーザー、中でもコンテンツ運営者、Web制作会社から、様々な相談が寄せられているとの事だ。 「特に多くいただく相談が、パフォーマンスの改善、セキュリティ対策、そして監視運用に関するものでした。」(吉田氏) これまでGMOクラウドでは、ユーザーから寄せられた要望に対しては、商談ごとに1からヒアリングを行い、要望に合わせて提案を行っていた。

「ですが、お客様からの要望すべてを、一からフルスクラッチで対応しようとすると、どうしても費用が積み上がってしまいます。そこで、特にニーズが高い機能をパッケージ化して、安価かつ手軽にご利用いただけるサービスの提供を開始することとなりました。「CMSパッケージ」をご利用頂くことで、サーバーの基本構築はもちろん、監視やサポートまで弊社がワンストップで行いますので、お客様は本来の業務であるWeb制作やコンテンツ運営に集中していただけます。」(吉田氏)


シェアの高い「WordPress」と「EC-CUBE」に対応

GMOクラウド 営業部 パートナービジネス推進チーム チーフ 西木有理氏

今回提供される「CMSパッケージ」は、「ALTUS Basicシリーズ」をベースにサーバー管理ツールである「Plesk12」を標準搭載し、CMSとして「EC-CUBE」または「WordPress」を選択できるパッケージとし、構築から監視・サポートまでを一元化できるサービスとなっている。

なお、「EC-CUBE」は日本発のEコマース用のCMSとして国内で高いシェアを占め、WordPressは世界的にも高い人気を誇る。

通常、これらのCMSを快適に利用する場合、パフォーマンスをより発揮させるためのチューニングが必須だ。 チューニング精度はユーザー側のノウハウに依存してしまうが、この課題についても「CMSパッケージ」では解決されているという。

「『CMSパッケージ』では最初からパフォーマンスの最適化が施されていますので、安定した環境でのWebサイト構築が簡単にできます」(西木氏)

GMOクラウド 営業部 部長 荻野勇二氏

「私たちはこれまで、IaaSメインのサービスをお客様に提供してきました。ですが単にプラットフォームを提供するだけでは、お客様にとって良きパートナーとは言えません。今後は、Webサイトの導入から構築、そして運用時のセキュリティやメンテナンスなどをトータルでお手伝いする、ワンストップなサービスの提供を目指していきます。

ただ、私たちだけでは全てのサービスに対応することは難しいことも事実です。そこで私たちは、共に新たなサービスを生み出すビジネスパートナーを募集しています。すでにパートナーとの協業でファイルサーバー『ファイル執事』などのサービスの提供や、マイグレーション支援サービスなども始まっています。もしご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください」(荻野氏)

「CMSパッケージ」に含まれる主な内容は以下の通りとなっている

・「Basicシリーズ」の仮想サーバーに、Plesk+Apache+Nginx+MySQL+ CMSを導入して構築
・Plesk、EC-CUBE、WordPress のサポート
・サーバー監視・一次復旧対応
・ALTUS Basic の仮想サーバースナップショット

近年、特に重視されるセキュリティ対策については、Pleskに標準搭載されているファイアウォールなどで対応。さらに強固なセキュリティ対策が必要な際には、ウイルス対策やIPS/IDS、WAFなどのオプションが豊富に用意されている。通常、これらの機能を利用する場合、市場価格で見ると月額10万円を越すケースも多いが、GMOクラウドが提供する「CMSパッケージ」ではこれらのオプションを全て利用しても月額5万円代で利用できるので安価にセキュアな環境が構築できるのも魅力だ。

導入・構築から、サポート・監視そしてセキュリティ対応まで、Webサイトの裏側部分についてはすべてALTUS側で対応できることになる。ユーザーはコンテンツの制作に専念できるため、サーバー知識やプログラミング技術を持つ人材が不足しがちなWeb制作の現場にはもってこいのサービスと言えるだろう。

ALTUS Basic のPleskテンプレートに、Nginx、Apache、PHP、MySQL、EC-CUBE(WordPress)を導入。スナップショット設定、監視、サポートも加わえたセキュリティまで一貫できる

2015年末までの期間限定で初期費用(72,000円)無料のキャンペーンを実施

GMOクラウドでは、「CMSパッケージ」のデモ環境による体験サービスを実施している。「存分に使っていただいて、その使い勝手の良さを体験していただきたい」(吉田氏)と、提供するサービスの内容に自信を見せる。

さらに、2015年10月15日から2015年12月28日12時までに申し込むと、初期費用の72,000円が無料となるキャンペーンも実施中である。

CMSパッケージオプション、およびGMOクラウド パートナー制度についての詳細は以下のURLをご覧いただきたい。また、2015年11月26日に「CMSパッケージ」についてのセミナー開催が予定されている。会場はGMOクラウド本社 11Fセミナールーム。開始は15:00予定。なお詳細については公式サイトを参照していただきたい。

公式サイトURL

GMOクラウド「ALTUS」 CMSパッケージオプション 公式ページ

キャンペーン「初期構築費72,000円全額割引」詳細

無料セミナー「売れるサイトに導く!CMS・インフラ最適化セミナー」詳細

「GMOクラウド パートナー制度」公式サイト

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