急速に利用が広がるクラウドサービス。総務省が発行する情報通信白書(情報通信白書平成26年度版)によると国内企業におけるクラウドサービスの利用状況は、2010年~2013年の3年間で19ポイント(14.1%→33.1%)上昇しており、特に資本金50億以上の企業においては5割以上が利用しているとのことである。

このような市場動向を反映してか、現在では各社から数多くのクラウドサービスが登場している。そのような状況の中、現在のクラウド市場について「純粋なクラウドサービスという観点で比べると、各社とも大きな差はなくなってきているように感じています。今後はクラウドに何を組み合わせるか、そこが大きな差別化になることでしょう」と分析するのは、ビジネス向けパブリッククラウドサービスを提供するGMOクラウド株式会社 企画開発部の石田勝彦氏である。今回は、差別化を図るGMOクラウドの今後の方向性について聞いてみた。

2011年よりクラウドサービスの提供を開始しているGMOクラウド株式会社。同社のビジネス向けIaaS型のパブリッククラウドである「GMOクラウドALTUS(アルタス)」には以下の3つのシリーズがラインナップされている。

GMOクラウド株式会社 企画開発部 企画グループ 石田勝彦氏

特にBasicシリーズは、昨年話題となったワンコインクラウドの一翼として、高い知名度を誇っている。「簡単に素早くスタートできるBasicシリーズは、例えばプロモーションサイト用のWebサーバーなどに適しています。Isolateシリーズはプライベートクラウド並みの高いセキュリティが必要な基幹システムなどによく利用されています」(石田氏)

その一方で、クラウドが社会に普及してきたことにより、ユーザーからのニーズに変化が起きつつあると石田氏は述べる。

「これまでIaaS型のクラウドサービスには、特に安さと安定性が求められていました。ですが、最近は、幅広くクラウドの利用が広がってきたこともあり、使いやすさや分かりやすさ、そしてサービスの種類が求められるようになってきています。今後は、これらユーザーからの要望にどのように応えていくか、それがクラウドサービスの差別化につながっていくはずです」(石田氏)

なお、GMOクラウドでは、ユーザーから寄せられた様々な要望に応えるべく、「GMOクラウドALTUS(アルタス)」に追加できる新たなオプションサービスの提供を行っている。そしてその中でも、特に強化しているポイントがセキュリティ対策用のサービスである。

高まるセキュリティ対策への要望

GMOクラウド株式会社 営業部 プロダクトグループ チーフ 吉田博之氏

マイナンバー制度の導入やサイバーセキュリティ基本法の制定などもあり、企業におけるセキュリティ意識は急速に高まっている。それはクラウドに対しても同様であり「GMOクラウドには、セキュリティ対策に関する数多くの要望が寄せられています」と同社 営業部の吉田博之氏は述べる。

ただ、GMOクラウドALTUS(アルタス)などのIaaS型クラウドは、仮想サーバーなどのインフラを提供するサービスである。ファイヤーウォールなどネットワークレイヤー部分のセキュリティ対策は整っているが、その上のレイヤーであるOSやアプリケーションについての脆弱性対策、そしてウイルス対策などはユーザー側で用意する必要があった。

ALTUSのセキュリティ特設ページ。数多くのセキュリティオプションが用意されており、レイヤーごとに異なる多層的な防御を構築できる

「お客様の中には、自前でセキュリティ対策のご用意ができない方もいらっしゃいます。ユーザー層が広がれば、そのような方々はさらに増えるでしょう。ALTUSでは、専門的な技術や知識がない方でもセキュリティ対策を実装できるように、様々なソリューションをオプションとしてご用意しています(図1)。今後ALTUSは、このようなオプションサービスを充実することで、サービスの差別化を図っていく予定です」(吉田氏)

同社のWebサイトには、レイヤーごとのクラウドにおけるセキュリティソリューションが並んでいる。SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどにはクラウド型WAF「Scutum」(セキュアスカイ・テクノロジー)や「攻撃遮断くん」(サイバーセキュリティクラウド)、WebサーバのOS脆弱性を狙う攻撃やDos攻撃に対しては、エフセキュアのアンチウイルス対策や三和コムテックの「SCT SECURE」、エヌシーアイの「ZETA Security SiteScan」、ラックのセキュリティ診断、と多層防御を月額で構築できる仕組みを提供しており、今後もこの枠組みを増加させていく予定だ。

さらなるユーザビリティの向上とサービスの充実を目指して

ユーザー層の広がりに合わせて、GMOクラウドALTUS(アルタス)はさらなる分かりやすさと使いやすさの向上を目指していとのことである。そして、そのための重要な役割を担うものがサーバー管理ツール「Plesk」だ。”Web制作会社のためのソリューション”を謳う同ツールをはじめ、MovableTypeやXOOPS、Zen Cart、SugarCRMなど330種類以上のCMSに対応。インストールからサーバの管理、セキュリティに至るまでGUI一括で機能を提供。直感的に操作できるわかりやすいインターフェースでは、Linuxコマンドなどの専門的な知識がなくてもサーバー運用を行える。

新バージョンとなる「Plesk 12」では、「WordPress Toolkit」によるプラグインやテーマの管理機能、WordPress自体のセキュリティ上の設定チェックを行う機能が追加されている。

「Pleskやセキュリティ対策ソリューションについては今後も機能強化を予定しています。また、これら以外についても、クラウドの利用を広げるためのソリューションを提供していく予定です。これから先も進化し続けるALTUS(アルタス)に是非ご期待ください」(石田氏)

ATLUS Basicのオプションであるサーバー管理画面ツール「Plesk12」

GMOクラウドALTUS(アルタス)は、14日間の無料トライアルを実施中である。このトライアルでは、ALTUSシリーズが提供する3つのシリーズ(「Basicシリーズ」「Isolateシリーズ」「オブジェクトストレージ」)の他、サーバー管理ツール「Plesk12 」のオプションサービスについても体験することができる。現在、クラウドサービスの利用や乗り換えを検討している方ならば、一度体験してみる価値はあるだろう。

ALTUS 14日間無料体験申し込みURL
https://www.gmocloud.com/order/
GMOクラウド「ALTUS」公式ページ
https://www.gmocloud.com

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