「Domo」で実践するデータドリブン・ビジネス、求めるのは迅速な経営判断と正確な業務遂行

経営・現場の判断を加速するデータドリブン・ビジネス

ビッグデータなどを基にして、さまざまな経営や業務を迅速に行う「データドリブン・ビジネス」が注目されている。

ほとんどのビジネスパーソンは、大なり小なりデータを活用して判断を行っていることだろう。しかし問題は、リアルタイムな情報を収集し、すばやくまとめて、正確な判断を採れるような仕組みを、どのようにつくるかという点にある。

多くの企業では、さまざまな情報を収集して蓄積している。一方で、その多様なデータを、ビジネスに役立つ知見として統合・分析するには、膨大な時間がかかる。

例えば経営者や部門長が、この一週間のデータをまとめるよう部下に指示を出したところ、「3日ください」と言われてしまう。何人ものスタッフが総出で作業しても、それほど時間がかかるのだ。しかしこれでは、今週のデータを次週の経営や業務に生かすことはできない。もし別の方法で分析をやり直したくても、人的リソースや時間が足りない。

ドーモ株式会社のシニア マーケティング マネージャー 小坂哲也氏は、「データ分析というと、ある程度の期間をかけて深堀りするというイメージを持たれているかもしれません。もちろん中長期的には、そうした分析は非常に重要です。しかし、迅速な経営や現場の判断が必要なシーンでは、リアルタイムな情報収集・分析が必要です。そうしたデータドリブン・ビジネスを実現するのが、『Domo』です」と語る。

社内外のあらゆるデータを収集・統合・分析・表現する

Domoは、Omnitureの共同創業者であり、世界的なアクセス解析ツール「SiteCatalyst」(現: Adobe Analytics)を開発したJosh James氏によって設立された。同氏はOmnitureのCEO時代、スタッフにデータ分析を依頼すると長時間かかり、迅速な経営判断ができないことを不満に感じていた。その時の思いを元に創業したのがDomoだ。

Domoは、ERPやリレーショナルデータベース、表計算ソフトのデータファイルなど社内に分散されたデータのほか、クラウドCRMサービスやTwitter/FacebookなどのSNS、リサーチ会社の統計情報など、社外から提供されるさまざまなデータを収集して取り込み、それらを統合して可視化するための、ビジネスデータ視覚化ツールである。

ユーザーは、グラフを自由にカスタマイズし、分析済みの最新データを必要な分だけ表示しておける。グラフのテンプレートも多数用意されており、作成に悩む必要はない。

ポイントは、旧来は表計算ソフトなどを用いて数字の羅列で細かくチェックしていたデータを、グラフや図で視覚的に表現することで、迅速な判断を可能にしているところにある。小坂氏は、このダッシュボードを「天気予報のようにビジネスデータをチェックできる」と表現している。つまり、これまで専門的なデータサイエンティストの領域であった"データアナリティクス"を、経営者や現場スタッフであっても容易に実現できるというわけだ。

「Domoの大きなメリットの一つは、他のスタッフに任せることなく、自らデータを分析してパーソナライズ化できる点です。自身のKPIに合わせて、分析軸を変えて、何度でもやり直せます。グラフをダッシュボードに並べておけば、常にリアルタイムなデータを確認できます」(小坂氏)。

さらに、データ収集の効率化に貢献できるのも、Domoの注目すべきメリットだ。Domoを使用すればレポーティング業務を自動化できるだけでなく、視覚化されているためレポートから得られる気付きが増え、業務の改善へと繋がり易くなる。

ところで、実は「ドーモ」という会社名は、日本語の「どうもありがとう」という感謝の言葉から採用したものだという。顧客から「どうもありがとう」と感謝してもらえるような価値のあるサービスを目指す、創業者の想いが込められたものだ。Domoは日本市場に注目しており、米国に次ぐオフィスとして2011年に日本法人を設立している。

「日本のデータドリブン・ビジネスは、未だ成熟しているとは言えません。Domoでそれを変えたい。データドリブン・ビジネスがより活性化するよう、全力でサポートしたいと思います」(小坂氏)

Domoとデータドリブン・ビジネスについて、より詳しく知りたい読者は、ぜひこちらの導入事例をご覧いただきたい。

Domoが実現するデータドリブン・ビジネスの導入事例

ビッグデータなどを利用し経営や業務をリアルタイムに判断、注目の「データドリブン・ビジネス」を実現するDomo。具体的な導入事例でそのメリットを紹介する。

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