この数年、ものづくり分野における話題を独占する3Dプリンター。2014年にはコンシューマー向けの安価なものから、精巧な造形が可能となった業界向けの高性能機器まで、これまで以上に多種多彩な3Dプリンターが発表された。またオンデマンド出力サービスなど3Dプリンターを利用した新たなサービスも登場し、製造業界のみならず広く一般からも大きな注目を集めた。そして今、3Dプリンターを取り巻く環境は新たなフェーズを迎えようとしている。

本記事では、世界最大のシェアを誇るストラタシス社3Dプリンターの正規販売代理店であり、さらにオンデマンド生産サービスや3Dプリンターレンタルなどの新たなサービスを展開する丸紅情報システムズ株式会社(以下 MSYS)のDDM推進課長である丸岡浩幸氏に、来年以降、将来における3Dプリンターの展望について解説いただいた。

3Dプリンター市場がさらに広がった2014年

丸紅情報システムズ株式会社 製造ソリューション事業本部 モデリングソリューション技術部 DDM 推進課長 丸岡浩幸氏

3Dプリンターを取り巻く環境は、この1~2年の間に大きく変わった。その中で、丸岡氏が特に大きな変化として挙げたものが「3Dプリンターに対する認知度」である。「2014 年は、かつてないほどに様々なメディアで3Dプリンターが取り上げられました。そのおかげで、3Dプリンターの存在そのものは勿論、仕組みや材料、そして性能についての理解が広がり、様々な企業や人々に注目されるようになりました。これこそが、近年起きた最も大きな変化だったと言えるでしょう」(丸岡氏)。

これまで3Dプリンターの存在すら知らなかった人々が、その存在を知り、そこから生み出されたものを凄いと感じる。そこに、コンシューマー向けの手頃な3Dプリンターが数多く登場し、幅広い分野へと広がる。特に、2014年には、経済産業省からの補助金もあったため、これまで3Dプリンターを利用したことがない中小企業や団体、そして教育機関にも導入が広がった。2014年の3Dプリンター市場を一言で表すのならば、「広がる」が最も相応しいと言えるかもしれない。

これからの3Dプリンティングに求められるものは何か?

まさに、ブームと呼べるほどに活気づく現在の3Dプリンター市場。しかし、その"ブーム"の中心にあるものはコンシューマー向けの手頃な機器であり、業務用の3Dプリンターとでは若干の温度差があると丸岡氏は語る・・・・

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3Dプリンター大躍進の2014年!3Dプリンティングの未来はどうなる?

3Dプリンティングの未来は明らかに変わりつつある。ブームのあとに来る本格的な3Dプリンターの世界とはどのようなものなのだろうか?既に実用的な活用がいたるところで行われているが、ポイントはものづくり全体からプロセスを考えること。3Dプリンター界を牽引する丸紅情報システムズに2015年の3Dプリンターの世界を聞いた。

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(マイナビニュース広告企画)

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