企業のデータ活用を阻害している要因に、現場とミドルマネジメント、経営層の間のコミュニケーション・ロスがある。残念ながらその解消は、これまでのBIツールだけでは困難だ。
レポート報告業務そのものが経営の見える化を阻害している!?
ビッグデータ利用でビジネスの競争力を向上するためには、まずは既存のデータを有効に活用することから始めるのが"王道"だ。しかし、システム化されたデータ活用から取り残されているデータの存在こそが、実は"現場"の業務生産性を阻害しているという事実をご存知だろうか。
例えば営業担当者は、通常の業務時間内は営業活動のためにフルにリソースを費やしているため、上司への報告業務は残業時間の多くを費やして行うこととなる。現場からの報告は、メールやExcelファイルなどでなされ、それをまたミドルマネジメントが目視もしくは手入力で、経営層へのレポートを作成する。しかし、欲しいデータは現場からなかなか集まってこないうえに、やっと集まってきたデータにも不備があるなど、分析が思うように行えず、結果として集計作業だけで時間切れとなってしまいがちなのだ。
当然、このような不完全なデータや洞察をもとに作成されたエグゼクティブサマリーレポートでは、経営層が現場の問題点や予兆に気づくことは難しい。多くの企業が抱えるレポート業務にまつわる問題を解決するためには、レポート業務のシステム最適化が必要となる。
それは、「入力作業の負荷軽減」「集計・分析環境の整備」「経営・現場の見える化」「現場への情報還元」といった4つのフェーズでなされるのである。
このサイクルの最適化を行うソリューション、「データ・コミュニケーション・プラットフォーム」とは……
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