仮想化技術を駆使して複数のサーバを集約・統合し、コスト削減や運用の効率化を図るアプローチが定着して久しい。ベンダー各社の競争によって進展を続けるサーバ仮想化ソリューション市場は今後、どの方向に向かうのか。2月15日に開催された「マイナビニュース仮想化セミナー ~仮想化環境に最適なIT基盤とは!?~【Day 3】仮想化統合のその先へ~VMwareと垂直統合基盤で「変化」に強い基盤を創る~」の基調講演に、株式会社 ミック経済研究所 アナリスト・リサーチャー 阿部透氏が登壇。同社が定期的に実施しているITベンダー/SIerを対象とした市場調査結果から浮かび上がる、ユーザー側での最新動向と今後の展望について語った。
サーバ仮想化を目的でなく手段ととらえる企業が増加
ミック経済研究所では、仮想化ソリューション(仮想化ソフトウェア製品およびそれを活用したハードウェア製品やサービスなどを含む)市場動向をつまびらかにするため、ITベンダー/SIerを対象にした市場調査を年次で行っている。基調講演で阿部氏が紹介したのは、その最新版となる「サーバ仮想化&オンプレミス型プライベートクラウドの市場展望 2012」だ。
最初に示されたのは、サーバ仮想化ソリューション市場規模の推移と2016年度までの中期予測である。阿部氏は、「サーバ仮想化ソリューションが普及の途についたのは2006年頃で、2010年度までに高い成長率で進展していった。現在の市場規模は3,000億円超にまで達していて、多くの企業でサーバ仮想化が受け入れられるようになったことで、新規導入から、リプレース、追加・拡張へとニーズの中心がシフトした。売上げの伸びは落ち着いてきているが、今後も2ケタ増の成長を維持しながら推移していくと見ている」とコメントした。
また、この数年でサーバ仮想化技術に対するユーザー企業側の意識が・・・
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