サーバを見栄えよく静かに! 多くの企業の悩みを解決
社内にサーバを設置している企業の多くが、その大きすぎるサーバの存在感に悩んでいる。床を這い回る配線、会話と集中力を妨げる騒音、不快な熱風――。気付かぬうちに業務効率が低下しているケースも決して少なくない。
もっとも、最近ではクラウドやデータセンターの利用も進んでいることから、そういった問題に悩ませる企業は少ないのではないかという印象をお持ちの方も多いかもしれない。しかし、社内で長く使ってきた小規模なシステム用のサーバや、開発用サーバ、テスト用サーバなどはやはり手元に置いておきたいというのが企業の本音。実際、調査結果でも社内にサーバを置くケースが世界的に多いことが数字に表れている。サーバの設置場所について調査したワールドワイドのレポートによれば、オフィスに設置したラックに載せているケースが53%、社内に設けたサーバルームに置いているケースが45%に上り、データセンターに設置しているものは2%程度にとどまるという。
シュナイダーエレクトリック ビジネス・デベロップメント プロダクトマネージャーの伏見知子氏 |
サーバがオフィスに設置されることで直接的な被害を受けるのはフロアで働く従業員だ。特に社内にサーバルームを設置できない小規模なオフィスや、成長する中で徐々にサーバ台数が増えてしまった企業などでは、むき出しのサーバがオフィスに立ち並び、騒音をまき散らす中で仕事をすることになっている。
かといって、サーバルームを作るためには、当然ながらそれなりの場所が必要になる。オフィス全体のレイアウト変更も必要になり、コストも嵩んでしまう。その結果、サーバルームの設置は諦め、社員に我慢を強いることになるというケースは多いようだ。
こうした不合理な状況を解決するソリューションの1つが、扉付きのサーバラックだ。もっとも単に「扉付きのサーバラック」と書くと目新しいものではない印象を受けるかもしれない。しかし最近では、従来製品と一線を画す、工夫を凝らした製品も登場しているので、今回はシュナイダーエレクトリックの製品を例にそのあたりをご紹介しよう。
クリエイティブな感性を満足させる静音ボックス
実際にサーバをオフィスの隅に設置し、その騒音等に悩んでいるユーザーの代表として、Webデザインを中心に手掛けるクリエイティブ企業tadashikuのエンジニア萩原氏に聞いた。同社は企業や個人のブランディングを専門としており、コンテンツ企画やソフトウェア開発なども手がける。萩原氏はWebクリエイターとして、サイトデザインからアプリの製作まで担当している。
「WebサイトのUIデザインを担当している弊社のオフィスには、タワー型サーバが2台ほど設置されています。困っているのは、ファンの音がうるさいことですね。その耳障りな音は、デザイナーの集中力を散漫にするので、周囲にデスクは置けません。なので、サーバ周辺2メートル四方はデッドスペースになっています。必然的に埃もたまるので、サーバの稼働環境としてもよくありません」と萩原氏。
クリエイティブな仕事だけにリラックスしての思索や集中した作業は欠かせないが、サーバの起こす騒音はその妨げにもなっている。この状況を改善するために検討されたのが、扉付きサーバラックの導入だ。しかし、スチールロッカーのような無骨なものは使いたくないという条件があったために、製品選びには苦労したという。
「クリエイティブな仕事をするうえでは、オフィスの景観も大事です。サーバラックは大きさ的に非常に目立つものですが、理想としては、デザイナーズハウスのリビングにあっても違和感のないようものだとありがたいですね」と萩原氏は語る。
オフィスの中で落ち着いた雰囲気を作れる、家具のようなデザインがよいというのが萩原氏の要望である。当時はこうした意見に合うものを見つけられず、導入を諦めるという結果になってしまったが、今回、シュナイダーエレクトリックが提案する「NetShelter CX」は同氏が求めるものに近いかたちになっているようだ。
8台のサーバがあっても静かなオフィスが作れるミニサーバルーム
「NetShelter CX」は、サーバをまるごと扉の中に収納してしまえるボックスだ。扉は木目調で、室内に置いた場合には増設したクローゼットのようにしか見えない。しかし内部にはPDUを備えるうえ、冷却のためのエアフローがしっかりと計算されている。
内側にはウレタン製の防音シートが貼ってあり、防音効果も高い。サーバ稼働中は声を張らなければ通常の会話もできないような環境でも、扉を閉めた途端にごく静かなオフィスになるというほどの効果だ。
「通常、オープンフレームラックに8台のサーバを搭載した場合には70dBA弱の騒音が出ます。これがNetShelter CXの扉を閉めると50dBA程度まで下がるのです。約18.5dBA程度の騒音をカットする力があります」と語るのはシュナイダーエレクトリックのビジネス・デベロップメント プロダクトマネージャーである伏見知子氏だ。
平均的なオフィスでの音が50dBAだとされている。つまりNetShelter CXにサーバを入れると、サーバが出す分の騒音が丸ごとカットされるというイメージだ。
サイズは12U、18U、24U、38Uと4種用意されており、サイズによって細部の構造に違いはあるものの、おおむね片側のサイド下部、または上部から空気を取り込み、ファンの補助でラック内部を循環させた上で逆サイド方面へと排出する。
「ラックなので当然ですが、サーバだけでなく、UPSやストレージ、ネットワーク機器なども格納していただけます。開発を手掛ける企業であれば、しっかりしたテスト環境でも、18Uなどの小さめのサイズで必要機器一式をそのまま収められると思います」と伏見氏は語った。
見えてOK! 移動もできて使い勝手抜群!
NetShelter CXは元々音響スタジオで利用される機器の騒音を抑えるために設計されたという。それだけに静音性は抜群だ。萩原氏のオフィスのようなデッドスペースを削減できるというのは大きなメリットである。
しかもシュナイダーエレクトリックが自社のPDUなどを盛り込んでいるため、格納した機器類の電源をラックから取ることができる。ネットワーク機器もこの中に格納してしまえば、さらに背面の配線はすっきりするはずだ。サーバ周辺の煩雑で見苦しいケーブルという問題も解決される。
さらに、ラック下部にはキャスターも取り付けられている。そのまま押すだけで室内を簡単に移動させることができるのだ。サーバルームを設置するケースとは異なり、オフィスのレイアウト変更も容易に行える。前扉はロックもできるため、不用意にサーバに触れられるというような事態を防ぐ効果もある。
「日本では12U、18Uという小さなサイズに需要があると考えています。特にタワー型サーバ向けに設計されている12Uは重宝するのではないでしょうか。こちらは、奥行きが小さめに作られているため長いタイプのラックサーバは入らないのですが、タワー型サーバを2台収納することが可能です。タワー型サーバをむき出しに置いている小規模オフィスは少なくないですから、喜んでいただけるはずです」と伏見氏。
サーバをNetShelter CXに収めることで防音できるうえ、移動が容易になり、ケーブルも整理される。これに加えて、見た目がよいというのも非常に大きなポイントだ。家具調のデザインで鍵もかかるため、オフィス内で見栄えがよいのはもちろん、店舗等で来客の目につく場所に置いておくことも可能になる。
「現在は特に学校、研究室といった教育機関からの問い合わせが多い状態です。今後はクリニックや小規模オフィスなど、スペース的にそれほど余裕がなく、人目につく場所にサーバを置くしかないという環境にお勧めしていきたいと考えています」と伏見氏は語った。
移動式で十分な静音効果を持つNetShelter CXはまさしく「ミニサーバルーム」だ。それでいて本格的なサーバルームを構築するよりも短期間で安価に導入することができ、移動も容易に行える。オフィスのサーバに悩んでいる全ての人に、ぜひ導入を検討して欲しい製品だ。
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