商品や企画のプレゼンテーションで欠かせないのが「プロジェクタ」。しかし、会議室のサイズやスクリーンまでの距離など、利用シーンによって最適なモデルを選ぶのは難しいのも確かだ。そこで、今回から3回に分け、プレゼンテーションの利用シーンをいくつか想定し、その場に最もマッチするであろう製品をレビューしてみようと思う。今回は、最も売れ筋である小規模から中規模の会議室に対応する汎用プロジェクタだ。
試用機の主な仕様 [画素数] XGA(1,024×768ドット) [投写方式] DLP [コントラスト比] 5,000:1 [輝度] 3,000ルーメン [対応解像度] VGA(640×480ドット) ~ UXGA(1,600×1,200ドット) [画面サイズ] 36.2~300型 [アスペクト比] 4:3(16:9選択可能) [インタフェース] D-Sub×2、ビデオコンポジット端子×1、S端子×1、HDMI端子×1、USB×1、ミニUSB×1、オーディオRCA端子×1、オーディオミニジャック×1、マイク用ミニジャック×1 [外形寸法] W312×H104×D244mm [重量] 約2.65kg [価格] オープン、BenQ Direct価格は64,800円
10~30名規模の会議室で行うプレゼンには、特別なシーンが多い。社長、副社長、取締役、部門長らの幹部が勢ぞろいする重役会議は、企業の意思決定を左右する大切な情報共有の場だ。また、顧客を招いての新製品プロモーションなど、ビジネス戦略上大きな意味を持つ会議もある。
会議室では、失敗の許されないプレゼンの場であり、それを支えるプロジェクタも信頼性はもちろん、あらゆるシチュエーションにマッチする高い機能性や汎用性も求められるのだ。