広告用の画像やコピーから、私たちが消費するテレビ番組や他のメディアに至るまで、あらゆる種類のコンテンツで生成AIの活用が試されています。しかし、消費者の反応はさまざまで、炎上することも。「テックトピア:米国のテクノロジー業界の舞台裏」の過去回はこちらを参照。
生成AIで何ができて、何ができないかを判断するコンペ
10月14日にロサンゼルス近郊のカルバーシティで、a16zが主催するテックイベント「The Culver Cup」という生成AIで作成された短編フィルム作品のコンペが開催されました。MetaPuppetの「Mnemonade」はYouTubeで、それ以外のファイナリスト作品はESCAPE.aiのサイトで、視聴できます。
Culver Cupは、1対1のトーナメント形式で勝者を決めるという映像作品コンペでは珍しい方式で勝者が決められました。どの作品が勝ち抜いたかについてはここで紹介しません。なぜなら、これは優れた作品を選ぶことを目的としたコンペではないからです。
現在、生成AIで何ができて、何ができないか、どのような課題があるかを確認することを目的としており、勝てなかった作品を観ることにも意味があります。