HiTTO社は11月25日、日鉄興和不動産がHRチャットボット「HiTTO」を導入したと発表した。
HiTTOは、人事や労務、総務に関する定型的な質問に対応するAIチャットボット。利用回数や回答精度などを可視化するダッシュボード機能を備える。
日鉄興和不動産では、就業や各種社内制度に関する問い合わせが、総務・人事部門に毎月約900件寄せられており、通常業務を逼迫していることが問題視されていた。さらに新型コロナウイルス感染症の流行に伴うリモートワークの導入で、社員間で気軽に質問や相談ができる環境が少なくなったことから、不明点を解消するための時間的コストが増加した点も課題となっていた。
そこで、総務・人事部門と社員双方の生産性向上のため、チャットボットサービスの導入を検討。初期構築が簡単なことや管理画面の運用のしやすさ、すでに利用していたMicrosoft Teamsと連携が可能なことなどから、HiTTOの採用を決定した。
導入により、質問内容から従業員の潜在的ニーズを可視化することで総務・人事業務を改善したり、総務・人事部門のナレッジをチャットボットに集約することで、リモートワークや異動、休職に左右されない組織体制を実現したりできることを期待するとしている。