今後も伸びしろがあるB2B市場
エフセキュアは11月15日、オンラインでB2Bビジネスに関する戦略説明会を開催した。説明会には、F-Secure Corporation プレジデント兼CEOのJuhani Hintikka(ユハニ・ヒンティッカ)氏が出席した。
まず、ヒンティッカ氏は2021年第1四半期~第3四半期の業績について触れた。同社のビジネスはB2B向け製品・サービス、B2C向け製品・サービス、コンサルティングの3つのセグメントに分かれており、B2B向け製品・サービスは前年同期比9%増、B2C向け製品・サービスが同7%増、コンサルティングが同7%増と、いずれも好調となり、全体の売り上げは前年同期比8%増となった。
これまでの業績を振り返り、同氏は「B2B部門が2015年~2020年における成長を牽引しており、2021年通期はB2Bだけで10%弱の成長の見通しだ。2025年までにB2B向けセキュリティ製品、MDR(Managed Detection and Response)、コンサルティングとB2B向けサイバーセキュリティ市場は、いずれも10%超の成長が予測されており、今後も伸びしろがある」と話す。