トライアルホールディングスは11月2日、傘下のRetail AIが提供する「スマートショッピングカート」を、太陽電気工業所が運営するスーパーマーケットのスーパーセンターTAIYO本渡店に導入すると発表した。
スマートショッピングカートはキャッシュレス決済機能付きタブレットを搭載した買い物カート。利用者が専用のプリペイドカードをカートに登録した上で、商品をカートに入れる際に自身でバーコードをスキャンし、最後に専用ゲートを通過すると決済が完了する仕組みとなっている。カート付属のタブレットでは、スキャンした商品に応じたお薦め商品の表示やクーポンの配信を行うこともできる。
TAIYOではレジの待ち時間を短縮するため、すでにセミセルフレジ、電子マネー決済を導入しており、今回さらなる時間短縮を目的にスマートショッピングカートの導入を決定した。待ち時間短縮により利用者のストレスを軽減し、満足度の向上を図るほか、カートの利用率を上げることで、店舗オペレーションの人材不足解消につながることも期待しているという。