ClipLine社は10月5日、白洋舎が動画マネジメントシステム「ClipLine」を導入することを発表した。導入は、白洋舎が運営するクリーニングサービス店「白洋舍」の直営全282店舗が対象となる。
ClipLineは、サービス業の多店鋪ビジネスにおける業務オペレーションやノウハウ、メッセージなどを短い動画にし、クラウド上で共有することで、人材育成や店舗マネジメントの最適化を図るというもの。学習者の属性・階層に応じてコンテンツを出し分ける機能や、投稿された動画に対してコメントを投稿する機能などを備える。
白洋舎では専任スタッフが顧客宅に訪問する「ルートセールス」と、顧客が店舗に衣類などを持ち込む「店舗サービス」という2形態のクリーニングサービスを提供している。このうち、店舗サービスのスタッフに対する本部からの情報共有は電話や文書を通じて行われていたため、正しく全体に共有できているかどうかが不明瞭な状態だったという。
また、地理的な要因などから管理・監督者による店舗巡視を頻繁に行えず、現場状況の把握が不十分なことや、きめ細やかなスタッフ指導が難しい点も課題視されていた。
こうした課題を解決する方法を検討した結果、同社はClipLineの導入を決定。まずは、「スタッフ教育」「店舗管理」「意思・指示伝達」の3つの用途でClipLineの活用に取り組み、現場指導の効率化や店舗巡視の強化、売上の向上などを目指すとしている。