「Webサイト/アプリの運用レポート」と聞いて、皆さんはどういったものを思い浮かべるだろうか?
「数字そのもに意味はない。それをどう解釈し、どう言語化するかを考えないといけません」――こう説明するのは、Web解析の国内第一人者 小川 卓氏である。
数値の解釈を読み手に委ねるような運用レポートではアクションにつながらない。健康診断の結果のように、その数値にどういう意味があり、基準値と比べてどういう状況にあり、今後どういった行動をとるべきかを明示する必要があるという。
レポート要件定義例から報告時のテクニック、自動化ツールの使い方まで
IT Search+スペシャルセミナー 第100回は『データ解析の達人に学ぶ! Google アナリティクス「運用レポート」作成講座』と題し、小川氏が運用レポートの作り方や発表の仕方を指南。
運用レポートの要件定義方法から、日次・週次・月次レポートで盛り込むべき数値と作成法、さらにはレポート報告時のテクニックなどを自身の経験に基づき具体的に解説した。 とにかく実践的な小川氏の解説。終盤には、「Analytics Edge」「Google SpreadSheet」「Google Data Studio」などのレポート自動生成ツールの使い方を解説したうえで、アレンジして使えるサンプルレポートも紹介。スライド内にURLも記載され、講演中に触って確かめる聴講者も多数いた。
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本稿では、その小川氏の講演スライドを提供する。
内容が豊富なうえ、自動生成ツールの使い方紹介記事や、サンプルレポートへのリンクも張られており、手元に置いておきたい資料になっている。
会員ログインのうえ、以下の資料紹介のリンク、あるいは記事末の「今すぐ資料をダウンロード」ボタン、「ダウンロードBOXに入れる」ボタンから入手してほしい。
講演資料の内容
講演資料は全73ページ。どうすればビジネスを前進させる運用レポートが作れるのかについて解説しています。
上述のとおり、内容は豊富かつ具体的。Webアクセス解析に携わる方々には大いに参考になる資料です。
<PDF内容>
- 運用レポートの目的は数値を伝えることでありません
- 良い運用レポートとは?
- 運用レポートのプロセスを確認してみましょう
- ヒアリング時の注意点
- どのように作成するかは頻度によって決まります
- 理解しやすいレポートの最終チェックリスト
- サマリーシートを作成する3つのメリット
- 報告時のテクニックと注意点
- 定期的に取得するデータに関しては自動化を行う
AnalyticsEdge、Google SpreadSheet、Google Data Studio - 3つのツールはそれぞれ用途が違う
- レポートを通じて実現したいこと
- 効果予測が求められるのは「判断」をするため
- レポーティングにおいて大切な3つのこと
……など