日本オラクルは10月2日、アンファーが予算管理クラウド「Oracle Planning and Budgeting Cloud」を導入し、稼働開始したことを発表した。
アンファーでは、新製品の研究開発/販売などによる継続的な事業の成長に伴い、管理部門において、組織の統廃合や新規ブランド/販路追加によるマスタデータの管理にかかる業務工数の増大に加え、各部門からのデータ収集やブランド/部門/販路別のレポート集計業務の煩雑化が課題視されていた。また、経理部門と営業部門で同一条件の損益計算書を保有し、経営において迅速な意思決定に活用できることも必要とされていた。
そこで、経営情報の一元管理/可視化が可能で、管理業務を効率化できる仕組みとして「Oracle Planning and Budgeting Cloud」を導入。採用にあたっては、各担当者だけでなく経営層がリアルタイムに経営情報を把握可能なことや、早期導入できること、クラウドでの一元管理を実現し、ファイル連携や画面入力によるデータ収集から配賦/集計処理、ダッシュボード表示、レポーティングまで管理可能なことなどを評価したという。
同社は、全社予算/実績/予測管理、利益分析と、組織/販路/ブランド/商品別の軸での分析管理にOracle Planning and Budgeting Cloudを活用し、予算管理業務において、業務時間の約30%削減を目指すとしている。