NECは9月21日、埼玉県から、AIを活用したチャットボットによる「AI救急相談自動応答システム」を受注したと発表した。
同システムは、NECのAI技術群「NEC the WISE」の1つである「テキスト含意認識技術」を活用した「NECの自動応答」を用いて、スマートフォンなどから救急相談を利用できるチャット形式の自動応答サービスを提供するというもの。
埼玉県では、急な病気やケガによる対処方法の相談や医療機関の案内を受けられる救急電話相談を実施しており、2017年10月からは24時間365日体制で相談を受付。その相談件数は年間約15万件に及ぶ。
AI救急相談自動応答システムの導入により、県民へ手軽な救急相談サービスを提供すると共に、相談員による応対業務の負荷軽減も実現するという。
NECでは今後、音声入力や外国語対応も支援していくとしている。