ワークスアプリケーションズ(以下、ワークス)は8月29日、静岡銀行がグループ11社の統合人事システムとして「COMPANY」を採用、1年3カ月の導入期間を経て稼働開始したと発表した。
導入されたのは、ワークスが提供する「COMPANY 人事・給与」「COMPANY Web Service」「COMPANY 就労・プロジェクト管理」「COMPANY Talent Management」の4つのパッケージ。併せて、レジェンド・アプリケーションズとの販売契約の下、ワークスが代理販売を行うBIツール「LaKeel BI」も導入された。
静岡銀行の既存人事システムは、十数年にわたってカスタマイズを繰り返してきたことにより複雑化し、機能要件の変更や追加の都度、システム改修にかかるコストが負担となっていた。だが、システムの保守期限が到来したことを機に、コストの適正化と業務プロセスの見直しによる業務効率化を実現するため、システムの刷新を検討。COMPANYの採用に至った。
選定にあたっては、銀行特有の複雑な業務要件に対し、標準機能をカスタマイズすることなく対応できることや、法改正やトレンドの変化などによって必要性が認められた機能はバージョンアップ時に定額保守料の範囲内で標準機能としてCOMPANYに実装されること、大手金融業への導入実績などが評価されたという。
導入効果の一例として、稼働開始直後に行われたフレックス制度の実施においては、システム改修を行うことなく、COMPANYの設定変更のみで対応できたとしている。