ClipLineは6月28日、アイ・エス・シー(以下、ISC)がクラウドOJTシステム「ClipLine(クリップライン)」を導入したと発表した。
クラウドOJTシステムとは、従来対面で行なっていたOJTを、iPadやiPhoneを活用して非対面で行うことができるというもの。クラウドで教育用コンテンツを共有し、学習者がコンテンツを基に練習・実践している様子を動画で撮影してレポートとして本部へ提出する。評価結果は、コメントやいいねが付けられた上で各人へ通知される仕組み。
ISCは保育所運営を通し、子どもの心の育成と、それに関わる全ての人の成長を実現させることを目指している。現場職員に対しては、現場でのOJTと座学を組み合わせた研修が必要だと考えていたが、集合研修を実施するにはスケジュール調整が難しく、職員に負担がかかることが課題視されていた。
そこで、従来とは違う形式で研修を行う方法を検討。ClipLineを導入するに至った。導入後は、研修のインフラを整備し、研修の講義パートや各種マニュアルなど、自習可能なものから順次ClipLineへの置き換えを実施していく。将来的には、双方向性を活かした「研修の習熟度をチェックするテスト機能」「本部からのアンケート機能」「現場同士で情報交換できる機能」「学んだことについての相談対応機能」などの利用を検討しているという。