SATORIは3月22日、ビヨンドがマーケティングオートメーション(MA)ツール「SATORI」を導入した事例を公開した。

物理サーバやクラウド環境の設計・構築・運用保守などサーバ事業を展開するビヨンドでは従来、新規顧客の多くが紹介案件となっていた。だが、クラウドの普及に伴い、競合が増加。認知拡大と見込み客の増加に向け、本格的なマーケティング活動に注力する方針を打ち出した。

まずサイトリニューアルを実施し、定期的な更新とブログやSNSでの情報発信、エンジニア向けの社外勉強会を開始。サイトへのアクセス数は20倍に改善されたものの、問い合わせにはつながらず、勉強会も開催後のフォローができていなかったという。

そこで見込み顧客の抽出やリードの一元管理、セグメント分けしたメール配信によるアプローチなどを目的に、MAツールの導入を検討。3製品に絞って比較したところ、操作性の高さと必要な機能が基本プランに含まれていること、サポート体制の充実度からSATORIの選定に至った。

導入により、Webサイトに訪れた匿名リードに対してポップアップを活用して最適なコンテンツへ誘導したり、顧客行動データを活用したターゲティングメールを配信したりといったことが可能となった。また、既存顧客の利用状況に応じたフォローメールを送る、データを活用して担当営業がフォローするといったこともできるようになったという。

また、従来集客しか見ていなかったマーケティング活動から、「どうすれば見込み顧客を獲得できるか」「見込み顧客からどう絞り、育成していけば案件化できるのか」といったハイレベルな内容をチームで話し合えるようになったことも効果の1つに挙げる。

今後同社は、新規見込み顧客だけでなく、既存顧客の満足度向上にもSATORIを活用していきたいとしている。