アイティフォーは2月16日、琉球銀行がRPA業務自動化ソリューション「ナイス・アドバンストプロセスオートメーション(NICE APA)」およびSMS送信システム「e-SMS(イー・エスエムエス)」を導入したことを発表した。
同システムは、従来電話で行っていた個人ローンの申し込みや支払いに関する案内に、SMS送信も活用することで、顧客への迅速な連絡を可能にするというもの。e-SMSの操作を人間に代わってRPAに実行させることにより、配信業務の大半を自動化したという。これにより、同行では、顧客不在による再架電業務の時間が約50%削減されると見込む。
SMS送信には、琉球銀行がかねてより利用している「TMS テレマーケティングシステム」「CMS 個人融資債権管理システム」から管理番号・氏名・電話番号を取得し、e-SMSにその情報を入力する必要があるが、RPAツールの一機能「ユニファイド・デスクトップ」を活用し、複数システムから必要な情報のみを一画面上に集約してシンプルに自動表示。業務担当者は画面上の情報を確認し、送信ボタンを押すだけでメッセージ配信することが可能となる。
同行は、RPAツール導入により、担当者の作業時間の軽減と作業ミス削減を実現し、さらなる顧客サービスの向上に向けた業務に専念することを目指すとしている。