イーレックスとNTTデータは2月1日、イーレックスがTableauのBIツール「Tableau Software(タブロー・ソフトウェア)」を導入した基幹システムを構築し、同日より運用を開始したと発表した。
2016年4月の電力小売完全自由化以降、電力業界では取引が多様化し、業界全体の事業構造が変化しつつある。競争の激化に備えるべく、イーレックスではシステム化による可視化の実現と、小売事業における戦略立案やその実行管理のスピード向上を重点施策としている。その一環として、NTTデータの電力小売業務ノウハウやアジャイル手法によるプロジェクトマネジメント技術を駆使し、Tableau Softwareを用いた基幹システムを構築するに至った。
Tableau Softwareは、データの迅速な可視化・分析、情報共有を可能とするデータ分析プラットフォーム。高速処理データ分析と直感的なユーザーインタフェースを特徴とする。
新システムにより、電力小売事業における新規需要家における利用量予測や既存需要家への電力販売量・売上実績などの各種データを可視化・分析可能とし、事業計画の作成、および営業の進捗・収益性の管理を迅速かつ正確に実施できるという。
今後、イーレックスとNTTデータは、電力小売市場における競争力強化に向けて、同システムの機能拡張を進めていくとしている。