SAPジャパンは2月1日、小池産業がERPスイート「SAP S/4HANA(エスエーピー・エスフォーハナ)」を採用したと発表した。小池産業では、2018年1月19日にSAP S/4HANAをインストール・業務設計を開始している。システムの構築はアイ・ピー・エスが担当する。

小池産業は、売上高500億円を経営目標に掲げ、営業力のさらなる強化や海外拠点の拡充への積極的な取り組み、デジタル変革への対応を推進している。2016年に従来利用していた基幹システムから国産業務パッケージへのリプレースを決定し、導入を開始したが、同社の事業拡大に寄与するものではなかったため、導入を中止。新たなシステムを検討することを決定し、複数のパッケージ製品の再検討を実施した。

その結果、最新技術を駆使したさまざまなデジタル変革をグローバルで提案してきたSAPジャパンのノウハウを評価し、SAP S/4HANAの採用に至ったという。同社では、SAP S/4HANAの導入により、事業・収益管理体系の再構築や営業業務の合理化・標準化・可視化を目指すとしている。