日本オラクルは1月31日、電力中央研究所がオラクルのパブリッククラウドを採用すると発表した。
電力中央研究所では、昨今の電気事業を取り巻く環境への変化に応じて、業務の合理化を図り、より生産性の高い事業運営に向けた改革を推進している。その一環として、業務間の連携が容易で計画・予算の変更にも柔軟に対応でき、事業収益区分ごとの損益管理が可能な仕組みを構築すべく、複数のERP製品の比較・検討を実施した。
その結果、オラクルのERPクラウド「Oracle Enterprise Resource Planning (ERP) Cloud」、予算管理クラウド「Oracle Planning and Budgeting Cloud」に加え、データベースやアプリケーション連携、コンピュート基盤をクラウドで提供する「Oracle Cloud Platform」を採用。これにより、会計、予算、プロジェクト管理などの基幹業務システムの刷新を図る。
採用にあたっては、Oracle ERP Cloudのビジネスプロセスモデルを活用することで、研究所全体の業務改革と生産性向上を実現できる点や、ID一元管理機能によってアクセス権限や承認プロセスの設定が組織変更に連動できることなどが評価されたという。
同研究所は今後、クラウドサービスの活用によって業務プロセスを効率化し、よりクリエイティブな業務にリソースを集中することで、競争力の高い組織を目指すとしている。