BlackBerryは1月10日、ソニーライフ・エイゴン生命保険が統合エンドポイント管理ソリューション「BlackBerry Unified Endpoint Manage(BlackBerry UEM)」を採用したと発表した。

ソニーライフ・エイゴン生命は2014年にデスクトップ仮想化環境を構築したが、その運用において、さまざまなモバイルデバイスで従業員が使用するアプリケーションや電子メール、カレンダーのセキュアなラッピングを行う手間が発生していた。

モバイル端末支給者の約8割は全国各地で営業活動を行うスタッフであり、どこからでも本社や同僚、顧客と機密データを共有できることが必要だった。しかし、アプリケーション更新などの際には、端末を物理的に回収してから再セットアップを行い、再び配布するプロセスが発生し、時間的コストと動作検証などの手間が大きな負担になっていた。

こうしたことから、営業スタッフがセキュアかつシームレスに業務を遂行でき、かつ効率的なIT管理を実現できる新システムを検討。さまざまなソリューションを評価した結果、BlackBerryの採用に至った。選定にあたっては、モバイルワークでの厳しいセキュリティ要件を満たすと共に、情報システム部門の運用負担を軽減できること、さまざまなOSやデバイスをサポートしていることなどが決め手になったとしている。

同社は現在、デジタル変革のさらなる推進を目的に社内外コラボレーションワークスペース「BlackBerry Workspaces」の導入を検討中だという。