インフォテリアは12月19日、秋田県仙北市が業務用モバイル端末向けコンテンツ管理システム「Handbook(ハンドブック)」を採用し、訪日観光客とのコミュニケーション活性化およびインバウンド誘客の促進に向けた実証実験を展開していると発表した。

世界のさまざまな国から観光客を受け入れている秋田県仙北市は近年、公式サイトに加え、ドローンで撮影した動画などを使ったコンテンツで、観光スポットの魅力を伝える仕組みを模索していた。

そこで、市内の民宿に完備されたWi-Fi環境を生かし、Handbookを活用して多言語コンテンツと360度動画コンテンツを搭載したタブレットを設置。観光スポットや季節の行事などを案内することを決定した。採用にあたっては、動画やHTMLコンテンツ、360度画像による多彩な表現で観光スポットをアピールできることや、ダウンロード機能の活用により、オフライン環境でもコンテンツ閲覧が可能なことが決め手になったという。

導入により、紙では表現できない動きのあるコンテンツで観光スポットの魅力を伝えることができるようになったとしている。

Handbook利用風景

実証実験は 2017年12月末までの期間で実施する予定。