Aruba, a Hewlett Packard Enterprise company(以下、Aruba)は12月11日、神戸大学がArubaのコアスイッチ製品「Aruba 8400」の採用を決定したと発表した。稼働開始は2018年2月の予定。
ネットワーク機器のリプレースのタイミングを迎える神戸大学では、セキュリティ上の要望もあり、教育研究用にプライベートネットワーク化を検討していた。学生総数が1万6千名を超え、教職員と附属学校児童生徒を含めると2万人規模の同校では、学内に散在する多数のブロードバンドルーターがセキュリティの観点から課題視されていた。
神戸大学は安全かつ快適に運用できる環境を整備すると共に、ネットワークを可視化して集中管理が可能なこと、障害発生時にも自動復旧できることを要件に検討。結果、Aruba 8400が採用された。
採用にあたっては、VSF(バーチャルスイッチングフレームワーク)により同一筐体で完全冗長できる機能や、ネットワークアナリティクスエンジン(NAE)を用いた運用管理の効率性、スクリプトによる障害時自動復旧機能の導入ができることなどが決め手となったという。
神戸大学では今回のリプレースに際し、Aruba 8400のほか、エッジスイッチやネットワークアクセス制御についても、Arubaのソリューションの導入を決定。既に導入済みの無線LANアクセスポイント、無線LANコントローラー、ネットワーク可視化ソリューション「Aruba AirWave」と共に、同大キャンパス全域をカバーするネットワーク環境をArubaで構築するとしている。