VISITS Technologiesは、人工知能を活用して、個人の持つアイディア想像力や目利き力を測定する「ideagram(アイデアグラム)」を発表した。同社は都内で記者会見を開き、製品の活用例などを説明した。

学生が憧れの社員を探せる「VISITS OB」

VISITS Technologies CEOである松本勝氏は、新卒でゴールドマンサックスに入社してトレーダーとして活躍。その後は、AIで自動売買するヘッジファンドを設立した経歴を持つ。そのヘッジファンドでは、株式市場のチャートや有識者の発言を数学的に解析し、最適な取引行動パターンを分析する製品などを作成してきた。

VISITS Technologies CEOである松本勝氏

これらの経験をきっかけに、人を科学することの面白さと可能性を感じ、VISITS Technologiesを設立、今回の「ideagram」の開発に至ったという。

これまでに、業界研究アプリ「VISITS Q」や、社会人と学生がインタラクションできるOG/OB訪問サービス「VISITS OB」を提供している。

OG/OB訪問サービス「VISITS OB」

VISITS OBは、学生が自分に合いそうな社会人のプロフィールを閲覧し、フォローできるサービス。VISITS Technologiesがソーシャルビッグデータ解析を行っており、フォローの相関関係は社会人が所属する企業の人事部門にフィードバックされ、採用活動の最適化に生かすことができる。

松本氏は「学生にとって生き方のロールモデルを探す観点で、社会人や企業を見ることができる画期的なサービスだ」と語る。サービス開始から1年半で約400社が導入、月間で45万マッチング、累積で100マッチングを達成しているという。

多くの企業で採用されている