ウイングアーク1stは8月30日、ジェイックが帳票システム「SVF Cloud for Salesforce」を採用したと発表した。
人材関連事業を展開するジェイックは、営業系システムとしてSalesforceを使用しており、営業関係の情報以外にも訪問履歴や商談履歴といったデータを蓄積していたものの、業務では十分に活用されていなかった。
そこで同社の経営企画部は、Salesforceに情報を集約することで、業務の効率化や生産性の向上を図り、働き方改革にもつなげることを計画。Salesforce上での帳票作成や入力処理の簡素化、稟議やワークフローの効率化、勤怠管理などの実現を目標に掲げた。
ジェイックでは、Salesforceを自社に合わせてカスタマイズしており、求人票などの帳票を新たに作成する場合、Salesforce上の複数の項目からデータを紐づけなければならなかった。そこで、必要なデータをスムーズに取り込み、ワンボタンで帳票を作成できることから、SVF Cloud for Salesforceの採用に至った。
導入により、Salesforce上の最新情報を自動的に求人票に反映させられるようになり、求人票の作成・管理が効率化された。また、見積書の発行プロセスもSalesforceに移行し、受注見込みの段階からSalesforceに入力することで、受注決定までのデータをワンストップで見える化できるようになったという。
同社は今後、受注決定後に行う発注書も帳票化し、Salesforceに統合することを目指すとともに、発注後の決定処理についても自動化したいとしている。