アカマイ・テクノロジーズは8月1日、全日本空輸(以下、ANA)がアカマイのWeb画像コンテンツ配信サービス「Image Manager」を採用したと発表した。
近年、Webサイトの世界では高品質な画像でサービスや製品の良さを訴求する手法が主流となっており、ANAにおいても自社運営サイト「ANA SKY WEB」「ANAマイレージクラブ」などにおいて対応を進めていた。
だが、対応を進めるなかでページサイズが増加し、サイトレスポンスが悪化。また、デバイスごとに画像を用意していたため、その管理も煩雑になっていた。
そこで同社は2016年9月、Image Managerを採用し、同年12月に導入を完了した。同サービスは、1つの画像を登録しておくと、ユーザーのデバイスやアクセス環境に合わせて自動的に最適な画像を生成し、配信するというもの。選定にあたっては、サイトのレスポンスを高速化しつつ、見た目のクオリティが劣化しないことが決め手になった。
導入により、コンテンツの画像クオリティを維持しつつ、レスポンスを高速化できたほか、画像制作の外注先に細かな指示を出す必要がなくなり、運用負荷が軽減されたとしている。
今後の予定として、ANAではサイトのさらなる改善に向け、ボットによるトラフィックを可視化・管理するアカマイの「Bot Manager」導入を検討中だという。