「プロポーズしていない運用レポートに意味はありません」
――小川 卓氏の講演『データ解析の達人に学ぶ! Google アナリティクス「運用レポート」作成講座』は、こんな警鐘から始まった。
HAPPY ANALYTICS 代表取締役社長 小川 卓氏 |
ここで言うプロポーズとは「提案」の意味。数値を並べるだけでなく、その数値がどんな意味を持ち、次にどうアクションするべきかを示すことが大切だと小川氏は説く。氏は運用レポートが実現すべき7つの目的を示し、聴講者が現場で運用しているレポートを再確認するよう呼びかけた。
講演では続けて、KPI(Key Performance Indicator)について言及。KPIの5要件をおさらいしたうえで、「ECサイト」「リード獲得型サイト」「サポートサイト」「コーポレートサイト」「ソーシャルメディア」「メディアサイト」など、業種別、Webサイトの種類別のKPI設定例を提示した。
さらに運用レポート作成における要件定義の方法を紹介し、ヒアリング項目の7カ条や、日次、週次、月次レポート、それぞれの役割やチェックポイントなども紹介。
講演の最後には、Google アナリティクスのデータを自動取得してレポート化する3つのツールを取り上げ、特徴や使い方を具体的に解説したうえで、レポート生成作業を効率化して改善施策の立案に時間を割くことを勧めた。
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本稿では、同セミナーの講演スライドを無償で提供します。 会員ログインのうえ、以下の資料紹介のリンク、あるいは記事末の「今すぐ資料をダウンロード」ボタン、「ダウンロードBOXに入れる」ボタンから入手してください。講演資料の内容
講演資料は全73ページ。運用レポート作成における考え方やキーポイントを具体的に紹介しています。
業種別KPIの設定例や、レポートのサンプルなども含まれており、現場ですぐに活かせる実用的な講演資料になっています。
<PDF内容>
- 良いレポートに共通の特徴
- 運用レポートで実現したいこと
- 運用レポートを作成する7つの目的
- 運用レポート要件・運用サイクル
- SMARTとは
- 業種固有のKPI
- 要件落とし込み
- 要件の洗い出し
- 日次、週次、月次レポート作成のポイント
- レポート作成プロセス
- アンケートのススメ
- 定期的に取得するデータは自動化を行う
- AnalyticsEdge、Google SpreadSheet、Google Data Studio
……など