日本オラクルは7月24日、砂町産科婦人科医院がオラクルのカスタマーサービス向けクラウド「Oracle Service Cloud」を活用したサービスを開始したと発表した。
砂町産科婦人科医院では、妊娠・出産に関してさまざまな疑問や不安を抱える妊婦に対し、同院の専門スタッフが受診時に対面で対応していた。しかし、寄せられる質問の中には妊婦同士でお互いの疑問を共有し、経験者が回答することで解決できるものも多いことがわかったのだという。
そこで、同院のWebサイト上で、妊婦同士が情報交換を行いながら、疑問や不安を自己解決できる仕組みの構築を検討。さまざまな製品・サービスを比較した結果、Oracle Service Cloudの採用に至った。
砂町産科婦人科医院は、Webサイトの「よくある質問」のページにOracle Service Cloudを活用。そのAI機能により、問合せ頻度の高い質問への回答を優先的に表示できるため、Webサイト上での自己解決率向上につながるとしている。
また、第2段階としてOracle Service Cloudのコミュニティセルフサービス機能の活用を視野に入れる。同機能は、利用者が相互に情報交換できるオンラインコミュニティを提供するとともに、そこで共有されたナレッジの一元管理を可能にするという。