日本オラクルは7月25日、研光通商が経営基盤にクラウド型ERP製品「Oracle Enterprise Resource Planning (ERP) Cloud」を採用したと発表した。
研光通商の基幹システムは、構築から10年以上が経過し、維持・管理にかかるコストの増大と限られた人員での運用に限界を迎えていた。そこで、システムを更改するにあたり、従来、属人的かつ煩雑だった業務プロセスの抜本的な見直しを実施。その上で、経営の迅速な意思決定を支援でき、業務の標準化・自動化、経営情報の見える化が可能なシステムを検討した結果、Oracle ERP Cloudの採用に至った。
同製品は、各種BI機能やそれらを活用したダッシュボード機能、あらかじめ定義されたビジネスフローなどを備え、企業のさまざまな業務を包括的にサポートするSaaSベースの統合型ERPソフトウェア。
研光通商では、これまで月次決算処理のレポート作成などに約1カ月を要していたが、Oracle ERP Cloudの導入により、その大幅な短縮が可能になると見込む。まずは本社から導入し、その後、海外拠点や連結子会社へと段階的に展開していく計画だという。