NECは7月14日、大阪市教育委員会に、市内の全小中学校422校(児童生徒数:約16万人)のICTを活用した授業を支える学校教育ICTサービスを提供したと発表した。
具体的には、授業支援やセキュリティ対策などの機能を備えたシステムをNECのデータセンターにプライベートクラウド型で構築し、サービスとして提供する。また、ICT機器やアプリケーションなどの使い方を熟知したICT支援員が学校を訪問し、ICTを活用した授業づくりを支援するとともに、ICTを活用した授業に関する全ての問い合わせに対応するコールセンターを設置する。
さらに、全ての学校において海外との交流などにも活用可能なビデオ通話を実現。教員向けにナレッジとなる教材や実践事例、FAQなどのコンテンツを掲載したポータルサイトを構築し、サービス開始後もICTを活用した授業の深化・拡充に向けた継続的な支援を実施するとしている。
大阪市では、2016年4月から市内の全小中学校でタブレット端末などのICT機器を活用した授業を一斉に開始し、同年9月からタブレット端末をネットワークに接続して行う授業をスタートしている。