日本オラクルは6月27日、シンバイオ製薬がクラウド型予算管理「Oracle Planning and Budgeting Cloud Service」を導入し、稼働を開始したと発表した。
新薬の開発に取り組むシンバイオ製薬では、従来、表計算ソフトを利用して予算策定や予実対比・見込み管理業務を行っていたが、事業の拡大に伴い、その作業負荷が増大していた。
また、中長期計画と単年度予算の連動性を保つために各担当者による二重入力が発生するなど、業務効率にも課題があったほか、製品ライフサイクル全体を通した損益構造の把握や、より詳細な経営情報に基づく投資判断も求められていた。
そこで、予算情報の一元管理や業務効率化に加え、開発製品のパイプラインごとに適切な経営資源配分を行うことを目的にOracle Planning and Budgeting Cloud Serviceを導入。製品ライフサイクルにおけるコストや、全社・各部門の経費予算、予実データ、見込・予測情報などを集約し、損益の把握やシミュレーションを通して、より精緻な経営管理を実現するとしている。