SAPジャパンは6月13日、電子部品製造業のファインネクスがERPパッケージ「SAP ERP」の採用を決定し、導入プロジェクトを4月より開始したと発表した。
富山県を拠点とするファインネクスは、1969年3月に創業。近年、ベトナムやシンガポールなど海外に生産拠点を展開するのに伴い、標準原価の把握や生産計画の精緻化が求められていた。
同社は、業務改革プロジェクトの一環として、既存の基幹システムやExcelなどの表計算ソフトで管理していたシステムを全面刷新し、統合型ERPを導入することを決定。検討の結果、製造業のノウハウが蓄積されていることや一気通貫でモノとコストの管理ができることなどから、SAP ERPの採用に至った。
システム構築はアイ・ピー・エスが担当し、2018年4月中の本格稼働を目指すとしている。