ライムライト・ネットワークス・ジャパンは5月24日、ミツバチワークスがライムライト・ネットワークスのCDN(Content Delivery Network)サービスを導入し、コンテンツ配信基盤を強化したと発表した。
ブログサービス「Decolog(デコログ)」をはじめ、Webサービス開発やメディアサービスなどを展開するミツバチワークスでは、増加するユーザーへの安定したサービス供給とコンテンツのリッチ化に対応するためにコンテンツ配信基盤を増強し続けてきた。その結果、一時はサーバ台数が400台以上に及び、コスト面・運用管理面の負荷の高さからもハードウェアの増強以外の対応が求められていた。
そこで同社はCDNサービスに着目し、2010年から利用を開始。ただし、導入したサービスはトラフィック容量の増減に柔軟に対応する料金体系ではなかったため、一部のサービスについてはCDNを利用せず、自社運用を継続していた。
その後、ミツバチワークスは、全てのコンテンツ配信サービスをCDNサービスに移行するにあたり、ライムライト・ネットワークスへのリプレースを決定。選定にあたっては、事前の検証でコンテンツ配信の品質と安定性を確認できたことや、柔軟な契約形態・料金体系などが決め手となった。
新サービスの利用は2015年2月から開始され、約2年が経過しているが、キャッシュヒット率は高い水準を維持しており、ピーク時にもオリジンサーバに負荷がかかることはないという。
同社は今後も、ライムライト・ネットワークスの技術を活用し、さまざまなデバイスでのユーザーエクスペリエンスを高めるための最適化を図っていくとしている。