インフォマティカ・ジャパンは4月26日、富士フイルムICTソリューションズが、富士フイルムグループのデータ統合基盤としてクラウドデータ管理ソリューション「Informatica Cloud」を採用したと発表した。

富士フイルムの全業務システムと情報インフラのほか、富士フイルムグループ全体のIT施策について、戦略策定から構築・運用までを担う富士フイルムICTソリューションズでは、システム間のデータ連携効率やデータの再利用性の低さが課題となっていた。

また今後、さまざまなシステム間におけるデータ連携の重要性が増すことや、グローバル展開なども視野に入れ、グループで利用可能なデータ統合基盤が必要だと判断。ビジネス部門からのニーズに短納期で対応できる高い開発生産性や、既存のオンプレミスのシステムと各種クラウドサービスとの接続性、グローバル展開に対応できる拡張性・柔軟性を要件に検討した結果、Informatica Cloudが選定された。

導入により、ERPをはじめとするオンプレミスのアプリケーションや営業活動支援システム、マーケティングオートメーションシステムなどのSaaSアプリケーション間に加え、ビッグデータ分析基盤とBI間のデータ連携などを、より迅速かつ効率的に行えるようになるという。

Informatica Cloudによるデータ統合イメージ

本番運用に向けたプロジェクトは4月から開始し、8月以降にグローバル展開を検討するとしている。