TISとスーパーストリームは3月8日、自動車部品メーカーの三桜工業にスーパーストリームの会計パッケージ「SuperStream-NX」を導入したと発表した。
三桜工業の会計システムは、従来、本社と各事業所とで個別に構築されていたため、仕訳データや財務諸表データが一元管理できず、決算業務が煩雑になっていた。また、債務支払業務や経費精算業務を各拠点ごとにExcel中心で管理していることも、データの可視化や業務の効率化の妨げにつながっていた。
そこで同社は、まず経営管理を支える仕組みの構築を目指し、2015年7月から会計システムの刷新を計画。会計業務に必要な機能が網羅されており、業務要件の変更に柔軟に対応できることや、拡張性の高さなどが決め手となり、2016年2月にSuperStream-NXを導入した。
翌2017年1月には、証憑類の保管コストおよび証憑検索・監査対応などに要する工数削減を実現することを目的に「証憑管理e文書対応オプション」の採用を決定。同年3月までに導入を完了するとしている。オプションの採用にあたっては、会計システムと連動して効率的に証憑管理を行え、税制関係書類にかかわるスキャナ保存制度の要件緩和に対応している点が評価されたという。
三桜工業は今後、ペーパーレス化の導入など、会計業務のさらなる生産性の向上を図るとともに、原価管理制度の見直しなどの経営管理の高度化を目指す。
なお、一連の導入プロジェクトでは、TISがSuperStream-NXのインテグレーションと各システム間のインタフェース開発を担当し、スーパーストリームが製品提供・保守を実施する。