すららネットは3月2日、シンガポール日本人学校 中学部 ウェストコースト校にクラウド型学習システム「すらら」を4月から導入すると発表した。これにより、同校の全生徒約500人が授業や家庭学習ですららを活用することになる。
シンガポール日本人学校は、保護者の転勤やインターナショナルスクールからの編入で生徒の入れ替わりが多く、それぞれの学力や学習進度には差が生じている。同校は、こうした条件下で生徒の学力を向上させるためには、一人一人の学力に応じた指導の高度化が重要だと判断し、アダプティブラーニング(適応学習)機能を備えるすららの導入に至った。
具体的な使い方としては、まず朝学習で単元ごとにオンラインテストを実施し、各生徒の弱点を抽出。それを基に一人一人に合わせた課題を設定し、復習を促すまでの一環の流れをすらら中心で行っていく。
すららネットは、2020年までに、世界の日本人学校89校のうち20校での導入を目指すとしている。