ウイングアーク1stは12月6日、アルミ冷間鍛造専門メーカーの小松工業が、ウイングアーク1stが提供するクラウドBIダッシュボード「MotionBoard Cloud」を導入したと発表した。

小松工業では、従来、製造現場の作業日報を手書きで作成し、実績をExcelで集計して報告用資料を作成していたが、作業効率の悪さや紙ベースの資料の管理・保管にかかるコストなど、さまざまな課題を抱えていた。また、作成に時間がかかることからリアルタイム性が低く、集めたデータも部門別に保管していたため、十分に活用できていない点が問題視されていたのだという。

小松工業から相談を受けた富士ゼロックス長野は、シムトップスの「ConMas i-Reporter」とウイングアーク1stのMotionBoard Cloudを連携させたリアルタイム可視化ソリューションを提案。ConMas i-Reporterは、タブレット端末を利用した電子帳票の記録・報告・閲覧ソリューションで、端末上で入力したデータをサーバに保存すると、そのまま報告書としても利用できるExcelが出力される。一方、MotionBoard CloudではExcelデータを自動集計・可視化・分析することができ、一元管理が可能となっている。

両製品の導入を決定した小松工業では、2016年11月からシステム構築に着手し、12月に運用を開始。導入により、報告書や資料の作成・管理にかかる作業負荷を軽減できたほか、入力データを現場に設置したモニターでリアルタイムに可視化することで、課題に対して迅速な対応が行えるようになったとしている。