SCSKは11月24日、サンケイビルを含むサンケイビルグループのグループ会計システムに、SCSKのERP製品「ProActive E2」が採用され、本格稼働を開始したと発表した。

サンケイビルの会計システムは、稼働開始から20年以上が経過しており、税法改正や会計基準の変更に対応するための機能が不足していた。そのため、新しい制度に対応するには経理担当者が手作業で変更しなければならず、業務プロセスが煩雑化していたのだという。

そこでサンケイビルでは、新しいグループ会計システムの導入を検討。要件への適合率が高いことや制度変更に柔軟に対応できる点などから、ProActive E2の選定に至った。

刷新されたシステムは、2016年4月に本格稼働を開始。ProActive E2の導入により、2016年度の半期決算における集計作業で、経理部門の時間外労働時間が16%削減されたほか、最新の会計基準や法制度へのシステム対応が実現できたとしている。また、業務システムの統合による二重入力の廃止や、監査法人へシステムを公開することで監査対応工数を削減するなど、業務負荷の軽減に役立っているという。