日本オラクルは11月10日、オンライン工具通販サイトを手掛けるMonotaROが「Oracle Service Cloud」および「Oracle Planning and Budgeting Cloud Service」を採用したと発表した。前者はサイトへの問い合わせに対する顧客対応力の強化を、後者は経営管理業務の効率・精度向上を目的とする。利用開始は12月の予定。
MonotaROでは、継続的な事業成長を支える経営管理や顧客サービス向上のための基盤整備が重要な課題となっていた。
Oracle Service CloudのWebセルフサービス機能やチャット機能により、顧客は電話以外にもメールやチャットなど、複数のチャネルからの問い合わせが可能となる。
また、MonotaROでは従来、グループ会社の簡易連結や前者の予算管理業務を他社の予算管理製品や表計算ソフトで行っていたが、会社規模の拡大に伴い、煩雑な業務が増加していた。Oracle Planning and Budgeting Cloud Serviceの採用により、グループ内の関連データを一元管理できるようになり、予算管理業務の効率化が実現されるという。