デルは10月11日、ソリッドレイ研究所がVRソリューション用システムに、デルのVR対応ワークステーション「Dell Precision T5810」「Dell Precision T3620」とゲーミングPC「ALIENWARE X51」のVR対応モデルが80台以上導入されたと発表した。
バーチャルリアリティ(VR)、3D映像関連のソリューション開発を主事業とするソリッドレイ研究所では、1987年の設立当初から立体映像装置の開発に着手。その後も3Dソフトの開発などを進めてきたが、高度なグラフィックス処理やシミュレーションに必要な専用ハードウェアは高価であるのが常だった。
2000年台に入り、NVDIAが低価格なグラフィックスボードをリリースしたことを契機に、より安価なPCへの移行を決定。比較検討の結果、年中無休の電話対応とエンジニアによる出張修理が保証され、国外ユーザーに対してもネットワークを提供するサポートサービス「デル プロサポート」を決め手にDell Precisionが選定されたのだという。
VRソリューション利用のイメージ |
ソリッドレイ研究所が使用するグラフィックスボード「NVDIA Quadro K2200」を搭載したDell Precision T5810は、スペックに応じて高価になる。そこで、同社はコンシューマー用の仕様設定によってコストを抑制しつつ、NVIDIA GeForceのグラフィックスボード搭載によりヘッドマウントディスプレイでの動作が保証されたALIENWARE X51も導入し、要求される性能レベルに合わせた機種の使い分けと価格の最適化ができる体制を構築したとしている。