「Webサイトを改修するうえで、リニューアルという方法は失敗リスクが非常に大きい。勘と度胸をベースにした、結果を予測しづらい方法だからです。過去には、有名サイトがリニューアルを行って、トラフィック全体の26%、月間1000万ものUUを失ったこともありました」

マイナビニューススペシャルセミナー 第23回 『必ず成果を出せる! A/Bテスト実践セミナー』は、イー・エージェンシー 野口 竜司氏のこのような説明から始まった。

イー・エージェンシー 取締役 野口 竜司氏

一か八かのリニューアルに対して、A/Bテストによる改善フローは、定量的な立証に基づいた手堅い方法になる。野口氏は、「勝ちを確定してから戦うという極めて合理的な手段で、孫子の兵法に通じる」と表現した。

A/Bテスト様式を16パターンに分類

では、効果の高いA/Bテストを実施するうえでは、どのようなポイントがあるのか。

野口氏は、テスト失敗の典型例を6つ挙げたうえで、テスト計画の”5W1H”を明確にすることで精度が高まると説く。なかでも特に効果の高いものとして、「テスト場所/エリアを決める”Where”」「テスト様式にあたる”How”」「クリエイティブなどのテスト案にあたる”What”」の3つを挙げた。

これらのうち、最も解説に時間割いたのが「How」の部分である。

野口氏は、自身の経験や公開されている事例を基に、A/Bテストの実施様式を4つの大カテゴリ、16の小カテゴリに分類。具体的な施策も紹介したうえで、これらを参考にすることで、テスト計画の立案を効率化できることを示した。

また、Whatに関しては、クリエイティブなどのテスト案を作る際に守らなければならない4つのポイントを提示したうえで、ワークショップを実施。参加者自らにクリエイティブ案を考えさせたうえで、グループ内でのディスカッション時間も設け、案を絞り込むところまでを体験させた。

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本稿では、同セミナーの講演スライドを無償で提供します。興味のある方は、以下の資料紹介内のリンク、あるいは記事末の「今すぐ資料をダウンロード」ボタン、「ダウンロードBOXに入れる」ボタンからダウンロードしてください。

また、講演レポートも後日改めて公開する予定なので、そちらもぜひご覧ください。

講演資料の内容


講演資料は全69ページ。A/Bテストの意義や重要性について解説したうえで、テスト計画の精度をあげる5W1Hの「Where / How / What」について具体的に解説しています。

テストの実施方法を検討するうえで参考になるテスト様式16分類や、クリエイティブなどのテスト案作成の4原則など、場数をこなしてきた野口氏ならではの抽象化したノウハウが多数収録されています。

Webサイト改善に関わる担当者は、ぜひ手元に置いておきたい資料です。

<PDF内容>

  • A/Bテストは本当に必要か?
  • DIGG.comのリニューアル失敗事例
  • テストプラン精度をあげるWhere / How / What
  • よくあるテスト計画 6つの失敗症状
  • テスト計画の5W1Hでテスト精度を上げる
  • A/Bテスト対象場所(ページ)の3つのポイント
  • A/Bテスト様式 16分類
  • テスト様式別のA/Bテスト事例
  • テスト案を作る際の4つのポイント
    ……など

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